先週は投資家にとっては我慢の時だったと思います。S&P500インデックス投資などならそれほど気にならない下落だったと思うのですが、個別銘柄で特にGAFAM中心に投資してる投資家は大きな下落ダメージを受けてるはずです。
とにかくマーケットセンチメントが冷え切っていて、そして大口投資家は売り先行でした。個人も少し諦めが入ってる感じはあります。
そして今の状況を考慮して、今週の展望と注意点をまとめていきたいと思います。
・アップルは9月15日
・FOMCの期待値は?
では米国株投資家もみあげの「【米国株の展望】需給の改善に注目!マーケットのセンチメントは?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
先週の指数
各種指数の変動
・ダウ:28,133.31 →27,665.64 (▲1.66%)
・ナスダック:11,313.14→10,853.55 (▲4.06%)
・SP500:3,426.96→3,340.97 (▲2.51%)
・ラッセル2000:1,535.30→1,497.27 (▲2.48%)
今週の騰落率を確認してみると、ダウ・SP500・ラッセルが綺麗に横並びで下落してる事がわかります。まるで何かを計算したかのような下落率と感じてしまいます。
そしてナスダックは他の3指数より下落率が高いですね。理由は簡単でナスダックはGAFAMの組入れ率が他の指数より大きく、GAFAMが中心に下落したことを証明しています。
米国市場状況(9月第2週)(重要)
9月第2週ヒートマップ
先週から継続してみていくと、GAFAMがとにかく下落してるのがわかります。とにかく大口投資家はGAFAMを売りメインで動いてるのがマーケットを見てると感じます。生活必需品の一部・アマゾン除いた一般消費財、公益、金融辺りがまだ調子を保ってるような状況ですね。
マーケット全体が好転するにはやはりGAFAMが上昇に転じないと今のマーケット状況だと厳しいと考えられます。
アップルは9月15日に新製品の発表イベントを控えているので、現在マーケット先導株になってるようにみえるので非常に重要なイベントです。(但し噂では、5G対応のiPhoneは発表されない可能性が高いので注意です。)
米アップル、15日にオンラインイベント 新製品発表か(ロイター) - Yahoo!ニュース
9月第1週ヒートマップ
注目指標
今週注目したい指標としては、プットコールレシオです。これは売買のバランスを示す指標ですが、現在200日移動平均線を下回っています。まだ大口投資家はプットオプション(売りの権利)のポジションを予想以上に残してる可能性があります。
このプットコールレシオでバランスを見ながら、もし株価が上昇しても一時的な可能性である事を忘れずに投資をしていきたいところです。
$CPCE | SharpChart | StockCharts.com
コロナ状況(ポジティブ)
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
新規死傷者数は土日とも2週間前と比較した場合は下落しています。状況的には好転が継続しています。土曜日2週間前949 vs 今週1227人増、日曜日2週間前1006 vs 今週685という状況です。土日を合わせて考えると、減少傾向は続いてる事がわかります。
8月28日180,824人(前日対比1110人増)
8月29日181,773人(前日対比949人増)
8月30日182,779人(前日対比1006人増)
8月31日183,069人(前日対比290人増)
9月1日183,598人(前日対比529人増)
9月2日184,689人(前日対比1091人増)
9月3日185,744人(前日対比1055人増)
9月4日186,797人(前日対比1053人増)
9月5日187,765人(前日対比968人増)
9月6日188,538人(前日対比773人増)
9月7日188,941人(前日対比403人増)
9月8日189,208人(前日対比267人増)
9月9日189,679人(前日対比471人増)
9月10日190,815人(前日対比1136人増)
9月11日191,789人(前日対比974人増)
9月12日193,016人(前日対比1227人増)
9月13日193,701人(前日対比685人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
9月チェックポイント
アメリカ・FRB政策金利(FOMC) 09月
FOMCが9月17日に予定されています。(米国時間は9月16日)政策金利に関しては変更は無いと思いますが、もしこの時点で金利が予想以上に上昇してる場合は、マーケットは金利調整のフォワードガイダンスなど期待値が勝手に高まってる可能性があります。
FOMCも株価は荒れる傾向にあるので、要警戒になります。但しパウエル議長はFOMCに先駆けて、数年は金利は上昇させないと改めて名言。この金利に関して具体的な政策言及があるかは注目です。
メジャーSQ
米国のメジャーSQ(特別清算指数)決定日は第3金曜日(9月18日)、翌営業日の月曜日の9月21日が精算日、そして日本におけるダウ先物のSQによる決済日が連休明けの9月23日(水)を予定しています。(この部分説明不足ですみません。)
米国のメジャーSQが9月23日(水)に予定されています。前回6月においてもこのメジャーSQは株価が大きく下落しています。3月もですね。よって今回もこのメジャーSQの日程を考えながら投資は継続していくべきだと考えます。
https://support.matsui.co.jp/faq/show/737?site_domain=faq
*SQ(エスキュー)とは、スペシャル・クォーテーションの略で、先物・オプション取引において、最終売買日の翌営業日の決済(SQ決済)に用いられる特別清算指数(最終清算数値)のことです。
SQによって先物価格とオプション取引が調整されるために、この調整に連動する形で株価も大きく動く傾向があります。
テレビ討論
9月29日にトランプ大統領とバイデン候補のテレビ討論が待ち構えています。メジャーSQが終わった後も、今度は大統領選挙の状況がマーケットに与える影響は非常に大きいので注目です。
まとめ
では「【米国株の展望】需給の改善に注目!マーケットのセンチメントは?」をまとめていきますね!
今最もマーケットを動かしてるのはとにかく大口投資家のプットポジションだと思います。とにかく大口投資家は何かを待ってるかの如く株価上昇を嫌っています。単純にプットオプションを大量に残してる可能性もあります。
よってもし今週が上昇したとしても、油断してはいけないと思います。次の週はSQが待っています。オプション取引の清算週です。一気に清算して再度下落の可能性もありえます。
今週はアップルの9月15日の新製品の発表イベントと17日のFOMCに注意しながら、静かに状況を見守っていきたいですね。
では今週もがんばりましょう!皆さんの米国株による長期的な投資継続を心から応援しています。
先週のコメントです。備忘録
株式市場は時に心理状況で需給が大きく変わる傾向があります。正に先週は大口の売り攻勢から個人が投げ売ったと総括してもいいと思います。ではまた大口が買えば株式市場は正常化するのか?
そんなに単純ではないです。一度冷えてしまったセンチメントを改善するには時間がかかるかもしれないです。(但し一度戻るとすさまじい勢いで再度上昇しそうですが。)
要はまたボラティリティが激しくなる可能性があります。その点を頭にとどめながら冷静に投資したいですね。また別記事で記載した大統領選挙の状況もそろそろマーケットは更に織り込んでくると思います。その点も注視した方がいいです。
では今週もがんばりましょう!皆さんの米国株による長期的な投資継続を心から応援しています。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
Keep your fingers crossed!
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