米国株は再度大きく下落しました!ダウ-1.45% ナス-1.99% SP500-1.77% ラッセル-1.23% 自分-3.2%となっています。またマーケット中にも天国と地獄が発生するくらいの超ハイボラティリティマーケットとなっています。
但し今日と昨日の上昇を並べてみると少し景色が変わってきます。
今日ダウ-1.45% ナス-1.99% SP500-1.77% ラッセル-1.23%
昨日ダウ+1.6% ナス+2.71% SP500+2.01% ラッセル+1.45%
ナスダック以外は昨日上昇分が今日ほとんど無かったことになっています。
セクターローテーションが起こってるわけではなく、全面的に調整されてしまっているというのが正しい表現だと思います。
コロナ追加救済法案が否決されたことによって、一気に個人投資家も投げうった状況になっていました。その少し前からまだ売り圧力が強く微妙な感じだったのですが、ナスダックは1日で4%も上下してる超ハイボラティリティマーケットになっています。
今後の方針を含めて今日のマーケットを総括していきます。
では米国株投資家もみあげの「米国株は再下落!天国と地獄の超ハイボラ市場」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が▲0.61%(147.08→146.17)
・大豆油指数が+0.06%(33.20→33.23)
・原油価格38.01→37.05ドル/バレル
・ゴールド1947→1945*過去最高値は2011年9月の1920
・10年債0.700→0.680(▲2.58%)
今日は金利は上昇しました。但しこちらも昨日同様に金利が上昇したと考えるよりも、リスクオンの傾向に資金が移行したと考えた方がいいと思います。
・VIX指数▲8.42% (28.81)→+3.12% (29.71)
今日はマーケットオープン時は全面的にリスクオンになっていたのですが、午後から売り圧力が強くなり、アップルがマイナスに転じ、そこから追加経済法案否決の報道もはいり、一気にリスクオフに転じています。
大きくは揺らいでいませんが、VIXが30近くある為に、 買いオーダーが売り圧力で潰されるといった展開が続いています。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 53,241,836 vs 1日136,433,722
3日前の出来高
10日平均 63,822,166 vs 1日138,647,500
2日前の出来高
10日平均 72,227,132 vs 1日111,096,545
1日前の出来高
10日平均 78,814,798 vs 1日82,110,711
本日の出来高
10日平均 84,114,688 vs 1日89,237,958
SPYの出来高は昨日と比較すると上昇しました。ということはまだ売りポジションを残してると考えられます。今日かなりの売り圧力があったのですが、それでもまだ残してる可能性があるので、迂闊に大きくは飛び乗らない方がいいと思います。
QQQ出来高
QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。
4日前の出来高
10日平均 37,703,143 vs 1日98,823,687(VOO)
3日前の出来高
10日平均 45,939,133 vs 1日123,067,414(VOO5,131,786)
2日前の出来高
10日平均 54,860,137 vs 1日95,662,484(VOO4,231,118)
1日前の出来高
10日平均 61,175,149 vs 1日62,898,165(VOO3,318,053)
本日の出来高
10日平均 64,172,277 vs 1日68,909,975(VOO3,571,622)
QQQの出来高もVOOの出来高も下落しています。個人は午前中は買い支えてた気がしますが、追加救済法案が否決と報道されてから一気に出来高が上昇したように見えます。
コロナ追加救済法案が否決
コロナ追加救済法案が否決されました。米国時間の12時半くらいだったのですが、そこから株価は大幅下落で一時全面安になっています。
内容としてはいつまでたっても、民主党3兆ドル、共和党1兆ドルの意見がまとまらず、それもあって共和党が3000億ドルの代替案を提案して却下されたことになっています。
この中には以前の600ドル/週から300ドル/週に変更された失業保険の復活が含まれています。更に新しい中小企業の融資も含まれていました。
とはいえ、追加救済法案が簡単に決まらないのはマーケットは既にある程度織り込んでると思うので、どちらかというと個人が投げ売ったと解釈する方がいいと思います。
特に【TSLA】などは今日+9%近くからマイナスまで最終的に+1.5%位で終了しています。【TSLA】は個人が買い支えてると見られていて、個人が一度投げ売った状況をよく反映してると思います。
逆に今回の救済法案否決があったにも関わらず、消費動向に最も左右されるはずの、航空・カジノなどは一部上昇もしているという正に短期的かつ投機的な状況になってしまっています。
マーケット状況
マーケット全体状況
今日は全面安です。本当に日毎の変動も激しいですが、日中の変動も激しいマーケットです。長期投資の銘柄などは握っておくしかないですが、短期で幅を取ろうとするのもかなり厳しい状況だと思います。
マーケットオープン時と終了時のヒートマップを比較してみます。いつもと違いますが、こちらのサイトから引用です。
https://kabuclip.com/symbol/VOO
マーケットオープン時
マーケット終了時
上昇銘柄
今日はここに表示されてないですが、実は航空系は航空系のETF【JETS】は▲0.17%とほとんど下落していません。
更に上昇してる銘柄もあります。【TSLA]】が+1.5%は個人の買い支え、外食産業【PFGC】が+3%、ギャンブル【DKNG】が+5%、カジノ【LVS】が+2%と追加経済政策が否決されたら下がりそうな銘柄は上昇もしています。
本当に個別は選別してマーケットの動きを細かにチェックしないと利益を上げるのは難しいです。
コロナ状況(ニュートラル)
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
8月26日1207人増 vs 本日1136人増です。本日は2週間前と比較して死傷者数は微減です。大幅に低下はしてないですが、緩やかに下がっている傾向になっていると思います。
8月22日175,406人(前日対比1151人増)
8月23日176,362人(前日対比956人増)
8月24日176,806人(前日対比444人増)
8月25日177,279人(前日対比473人増)
8月26日178,486人(前日対比1207人増)
8月27日179,714人(前日対比1228人増)
8月28日180,824人(前日対比1110人増)
8月29日181,773人(前日対比949人増)
8月30日182,779人(前日対比1006人増)
8月31日183,069人(前日対比290人増)
9月1日183,598人(前日対比529人増)
9月2日184,689人(前日対比1091人増)
9月3日185,744人(前日対比1055人増)
9月4日186,797人(前日対比1053人増)
9月5日187,765人(前日対比968人増)
9月6日188,538人(前日対比773人増)
9月7日188,941人(前日対比403人増)
9月8日189,208人(前日対比267人増)
9月9日189,679人(前日対比471人増)
9月10日190,815人(前日対比1136人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株は再下落!天国と地獄の超ハイボラ市場」をまとめていきますね!
コロナ追加救済法案の否決前から今日は下落傾向にあったかもしれません。追加救済法案がそれに拍車をかけたような形だと考えられます。
今日マーケットをチェックしていて、予想以上にマーケットセンチメントが揺らいでしまっている事。力強い上昇力は今のマーケットに求めるのは難しくなったかもしれません。VIXが30近くあるので、せめて25位まで落ちないと上下を繰り返しそうです。
日毎のボラティリティも非常に高いですが、マーケット中のボラティリティも酷い事になっています。迂闊にレバレッジをかけてショートやロングは控えた方がいいとは思います。
これが本格的な下落に繋がるとは思ってはいないのですが、株価の回復にはもう少し時間を要しそうだなと思っています。投資する場合はドルコスト平均法で少額ずつがよさそうです。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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