米国株はナスダック好調!ダウ-0.78% ナス+0.68% SP500-0.22% ラッセル-1.04% 自分+1.5%となっています。いくつもの不安要素が出てきていますが、ナスダックのみ好調を継続となっています。
とはいえ、中身はほぼ3銘柄が上昇を引っ張ってる形になります。今日はテスラ+12%、アップル+3%、アマゾン+1.5%がほぼナスダックの上昇を引っ張ったことがわかっています。
また注目したいのはVIX指数です。15%も上昇しています。要はマーケットは株式を売却する方向に動いてるんです。それでもナスダックは好調、これはどういう事かも解説したいと思います。
要注意事項2点も重要なので、是非最後まで読んでみてくださいね!
では米国株投資家もみあげの「米国株はナスダックの1強!テスラとアップルが強すぎる!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が▲0.15%
・大豆油指数が▲1.17%
・原油価格42.96→42.80ドル/バレル
・ゴールド1964→1969*過去最高値は2011年9月の1920
ゴールドはほぼ横ばいになっています。金利は低下していますが、ドル安はそこまで進んでいないからと考えられます。
・10年債0.726→0.703(▲4.46%)
今日は月末リバランスもあって、10年債は買われています。金利は低下です。株式は特定銘柄に資金が集中している状況なので、債権も買われています。
・VIX指数▲6.17%→+15.03%(26.41)
この中の数字で最も注目なのがVIX指数だと思います。間違いなく特定銘柄以外は売られています。SPYとVOOの出来高を見たらわかるのですが、基本は株式は売られてるんです。ただ特定銘柄があまりにも強すぎて、ナスダックは引き上げられてる状況です。
という事は逆に特定銘柄まで売られだしたら、今のマーケットは崩れる可能性があると考えた方がいいです。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 50,067,599 vs 1日37,839,770
3日前の出来高
10日平均 46,953,829 vs 1日49,860,487
2日前の出来高
10日平均 46,650,240 vs 1日55,894,004
1日前の出来高
10日平均 48,272,039 vs 1日47,920,209
本日の出来高
10日平均 48,404,894 vs 1日64,106,869
SPYの出来高は大きく上昇しました。大口だけでなく個人投資家も戻ってきたように感じます。そしてSPYは売却してもっと値幅が取れる特定銘柄に資金を移行させてると考えていいと思います。
QQQ出来高
4日前の出来高
10日平均 32,258,632 vs 1日36,212,669(VOO2,330,460)
3日前の出来高
10日平均 31,567,874 vs 1日41,322,060(VOO2,588,461)
2日前の出来高
10日平均 31,900,116 vs 1日48,810,471(VOO2,277,293)
1日前の出来高
10日平均 33,658,815 vs 1日27,892,460(VOO3,535,483)
本日の出来高
10日平均 33,380,968 vs 1日35,558,501(VOO5,057,913)
QQQの出来高も上昇です。QQQには資金が間違いなく集中していますね。GAFAMとテスラが合計50%近く組み込まれているんです。資金が集中して当然だと思います。逆にVOOはこのタイミングで売られてると考えてもいいかもしれません。
特定銘柄に資金集中
特定銘柄
本日のナスダック指数の上昇は【TSLA】【AAPL】【AMZN】の上昇に引き上げられたといってもいいと思います。下記Keithさんがツイートでまとめてくださっています。
TSLA +0.27pts
— Keith (@keith_market) 2020年8月31日
AAPL +0.43pts
AMZN +0.21pts
------------------------
3銘柄で+0.91%のナスダック押し上げ効果。
マイクロソフトは1.4%の下落で-0.16ptsのネガティブ寄与だが、前者の銘柄のおかげで現在、Nasdaq +0.65%。
VIX指数が大きく上昇したという事は株式は売られる傾向にあったにもかかわらず、ナスダックだけ上昇したのはこれが理由です。現状投資家達は特定銘柄の上昇に資金を集中する傾向にあり、全体が上昇してるわけではないという事は理解しておきたいですね。
マーケット状況
本当にアップル、アマゾン、そして画面にないですが、テスラ、半導体、一部ヘルスケア以外は真っ赤です。株式は需要と供給が関係していますが、ここまで特定銘柄に資金が集中してくるのはいびつな状況である事は間違いないですね。
要注意の2ポイント!
追加経済政策
追加経済政策は停滞しています。但し9月から大きく動く可能性があります。WSJの一文を引用します。
「米国の国会議員は8月の休会後に仕事に戻る予定で、11月の選挙戦が本格化する中で、新たなコロナウイルス刺激策に関する膠着状態を解消するための協議を再開する可能性がある」
要は大統領選も絡んでいるし、再度追加経済政策を本格的に詰めの段階に入るという事だと思います。これがあまりにもマーケットの失望を買う場合は、マーケットが不安定になる可能性があります。
コロナ治療薬・ワクチン関連
コロナ治療薬・ワクチン関連ですが、マーケットは殆ど反応しなくなってきています。FDAはコロナワクチンを第三治験を経ることなく企業単位で責任を持つ前提で承認する方向だという報道がありました。
あくまで私見ですが、マーケットはもうワクチン関連にそれほど期待してないか、もしくはワクチンに対しての織り込みが間違ってるか、どちらかだと思うのですが、政策が絡んでしまっているので、報道自体にうんざりしていて、そっぽ向いてる気もしています。
コロナ状況(ポジティブ)
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
8月17日571人増 vs 本日290人増です。本日の死者数は2週間前と比較して大きく減少しています。ワクチンの完成が待たれていますが、状況的にはwithコロナながらもコロナの被害は終息しつつあるという事だと思います。
8月14日167,110人(前日対比1083人増)
8月15日168,446人(前日対比1336人増)
8月16日169,481人(前日対比1035人増)
8月17日170,052人(前日対比571人増)
8月18日170,497人(前日対比445人増)
8月19日171,821人(前日対比1324人増)
8月20日173,177人(前日対比1356人増)
8月21日174,255人(前日対比1078人増)
8月22日175,406人(前日対比1151人増)
8月23日176,362人(前日対比956人増)
8月24日176,806人(前日対比444人増)
8月25日177,279人(前日対比473人増)
8月26日178,486人(前日対比1207人増)
8月27日179,714人(前日対比1228人増)
8月28日180,824人(前日対比1110人増)
8月29日181,773人(前日対比949人増)
8月30日182,779人(前日対比1006人増)
8月31日183,069人(前日対比290人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株はナスダックの1強!テスラとアップルが強すぎる!」をまとめていきますね!
今週はISM製造業景気指数と雇用統計が待ち構えています。自分が注目するのは、この数字が悪かった場合にマーケットがどのように反応するかです。
数字が悪くてもマーケット上昇した場合はFOMC・追加経済政策への期待値が上昇
数字がいい場合、FOMC・追加経済政策への期待値はそれほど大きくならない
この辺りを見定めていきたいです。また個人投資家がマーケットに戻って来てる気がします。という事は異常に株価が上昇する傾向になる可能性もあるという事です。個人投資家がマーケットに戻ってくると大口は動く可能性があります。要注意ですね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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株価に天井感があるなかで、特に貴金属関係は高値を付けてるわけではなく、今後の上昇も期待できます。今のタイミングで検討してみてもいいんじゃないでしょうか。
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