米国株は!ダウ+0.57% ナス-0.34% SP500+0.17% ラッセル+0.28% 自分+0.54%となっています。ナスダックのみ下落となりました。マーケットが待ち望んだゼロ金利を強く維持するといったパウエル議長の講演を受けてでもです。
今日はまるでマーケットが混乱してるのが目に見えるようでした。凄まじいボラティリティ、VIX指数は一時16%も上昇しています。ゼロ金利維持でも売られる国債で金利も上昇。
ボラティリティの理由はアップル・テスラの分割予定、そして個人投資家のイナゴ状態、月末の株式と債券のリバランス、この3点がマーケットを混乱させてる気がします。本当に落ち着きがないマーケットです。
ではジャクソンホールのパウエル議長の講演内容を含めて、米国株の本日の状況をまとめていきます!最後には大切な事も記載しておきました。
では米国株投資家もみあげの「米国株は方向性に迷い!ゼロ金利強調も全面高にならない理由」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が+0.16%
・大豆油指数が+2.86%
・原油価格43.43→42.98ドル/バレル
・ゴールド1954→1930*過去最高値は2011年9月の1920
パウエル議長講演で一度1970まで上昇→その後1910まで下落
・10年債0.690→0.742(+7.83%)
10年債も一度0.650まで金利が落ちましたが、その後マーケットの失望があったのか国債売りが発生で、0.742まで上昇しました。
・VIX指数+5.63%→+5.16%(24.47)
VIX指数は一時16%も上昇しました。7年債の入札前ですね。そして7年債が金利が低く応札されて、そこから急激に下落しました。
今日はすさまじいボラティリティでした。マーケットの楽観的な考えと警戒感が見事に表れていると思います。パウエル議長の発言では金利上昇を抑えるといった意図にも関わらず10年債は上昇。株安になるかと思えば、株高になる。
VIXが急上昇したと思ったら、今度は急激に下落、引け前1時間前には全面高になりそうな状況から、今度は利確が入ってナスダックのみ下落といった流れでした。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 49,857,106 vs 1日54,269,455
3日前の出来高
10日平均 49,636,942 vs 1日47,934,779
2日前の出来高
10日平均 50,067,599 vs 1日37,839,770
1日前の出来高
10日平均 46,953,829 vs 1日49,860,487
本日の出来高
10日平均 46,650,240 vs 1日55,894,004
SPYの出来高は上昇です。かなり大口機関も売買を行っていると思われます。指数は大きくは上昇してないですが、出来高が増えてるのは売買量が多かったからと推測できます。
QQQ出来高
4日前の出来高
10日平均 33,313,158 vs 1日26,372,989(VOO2,377,394)
3日前の出来高
10日平均 33,280,674 vs 1日32,492,597(VOO2,307,887)
2日前の出来高
10日平均 32,258,632 vs 1日36,212,669(VOO2,330,460)
1日前の出来高
10日平均 31,567,874 vs 1日41,322,060(VOO2,588,461)
本日の出来高
10日平均 31,900,116 vs 1日48,810,471(VOO2,277,293)
QQQの出来高も大幅上昇です。個人投資家が踊らされてる姿が想像できます。ナスダックは下落したので、大きな調整が来ると思って売却したんじゃないかという背景も見えます。通常ならゼロ金利維持ならナスダックは上昇するはず。個人投資家の迷いがもろにでていますね。逆にVOOはしっかりキープされてるという事だと思います。
経済指標(ニュートラル)
新規失業保険申請件数(08/16 - 08/22)21:30
結果 100.6万件
予想 100.0万件 前回 110.6万件(前週比)
結果 1453.5万件
予想 1440.0万件 前回 1484.4万件(継続受給者数)
新規失業保険申請件数はどっちつかずのニュートラルと言ったところでしょうか。ただトランプ政権が実施するといった5000億ドルの追加経済政策も下院議長の民主党ペロシさんが法案を通さないと発言しています。
選挙が関係してるので、仕方がないかと思いますが、追加経済政策が導入されるのはまだまだ厳しそうですね。
ジャクソンホール講演(金利に関して)
本日ジャクソンホールにてパウエル議長の講演が行われました。今後の金融政策にかんしてですね。内容としては
政策金利を決める際の枠組みを修正
2%を到達点とするのではなく、一定期間のインフレ率を平均で2%
→利上げはかなり遠のき、実質ゼロ金利が長期間継続する
実はかなりチャレンジングな発言なんです。元々FRBの目標はインフレ率2%というのが暗黙の了解でした。よってインフレ率2%が見えてきたら、すぐに政策金利0-25bpを上昇させるとみられていた。ただ今回平均値でみる、インフレ率2%ですぐ緩和を止めるわけではない。というのはそれほどFRBが金利に関して慎重に捉えてるとも見えます。
但しこれでもマーケットは10年債が上昇しています。これは失望でもあるようにみえながらも、恐らく10年債がどこが適正水準か見極める状況なんじゃないかと思います。
コロナ状況(ポジティブ)
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
8月13日1490人増 vs 本日1228人増です。本日の死者数は2週間前と比較して減少しました。いい傾向です。またトランプ政権が【ABT】アボット・ラボラトリーズの$5の検査キットを大量に導入すると発表しました。これによって株価は8%近く上昇です。
8月11日163,461人(前日対比523人増)
8月12日164,537人(前日対比1076人増)
8月13日166,027人(前日対比1490人増)
8月14日167,110人(前日対比1083人増)
8月15日168,446人(前日対比1336人増)
8月16日169,481人(前日対比1035人増)
8月17日170,052人(前日対比571人増)
8月18日170,497人(前日対比445人増)
8月19日171,821人(前日対比1324人増)
8月20日173,177人(前日対比1356人増)
8月21日174,255人(前日対比1078人増)
8月22日175,406人(前日対比1151人増)
8月23日176,362人(前日対比956人増)
8月24日176,806人(前日対比444人増)
8月25日177,279人(前日対比473人増)
8月26日178,486人(前日対比1207人増)
8月27日179,714人(前日対比1228人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株は方向性に迷い!ゼロ金利強調も全面高にならない理由」をまとめていきますね!
今起こってる事を冷静に分析してると、10年債などは金利がどの水準が適正かマーケットは織り込みにいってる気がします。しかも月末の株式と債券のリバランスタイミングなので余計にどの数字が適正か見えずらいです。
そして個人投資家は上昇した株に群れる、下落したらすぐに利確する。こちらも銘柄の適正値が非常に見えずらくなっています。それがQQQの出来高にも表れていると考えます。ロビンフッターが大きな原因ですね。
但しゼロ金利維持が強調されたので、基本は上目線だと思います。政策金利が0なら株式は基本上昇するはずです。少なくとも9月初旬までは大丈夫かと思っています。
では米国株投資家は何をすればいいか。恐らく強い銘柄と弱い銘柄が選定されるきがします。銘柄をもう一度見直して、本当に財務と将来の成長が期待できるか。しっかり見直してマーケットの上下に惑わされない分析力と胆力が試されると思います。インデックス投資家はガチホですね。
金曜日・月曜日はボラティリティが激しくなる可能性があります。深呼吸して冷静に見極めていきたいですね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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