”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-

米国株長期投資実録(個別株&ETF)。米国駐在員。2018年9月資産1400万→10年後5,000万→20年後1億の目標へ!投資&金融リテラシー&米国生活など飾らない言葉で。お金で幸せになりましょう!

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【米国株マニュアル】財務分析基礎編!【KO】財務分析もあり

 

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今回は米国株投資家にとって財務を見るというとっても重要な内容を簡単にチェックできる方法とコツをお伝えしていっちゃうよ!

決算シーズンも丁度終わって、株価も少し落ち着いてきて、何か投資をしてみたいけど決算どうやってチェックするか、決算の見方のコツとかどうすればいいのかって人もいると思う。そんな人は是非ともモーニングスターを使って決算チェックしてみて欲しい。

 

解説は米国株投資家もみあげです。よろしくね!

 

リケ女なので数字を見るとゾクゾクするモアです!(笑) 

 

では米国株投資家もみあげとモアの「【米国株マニュアル】財務分析基礎編!【KO】財務分析もあり」をお楽しみください!

 

 

財務チェック

 

もみあげさん、インデックス投資する人も財務はみれた方がいいのかな?ETFとか投資してる場合とか? 

 

正直米国ETFに積立投資なら、それほど気にする必要もないと思うよー。ただダウ30銘柄などの決算や財務の変動によって、株式市場が大きく下落したり上昇したりすることもあるから見れた方がいいとは思う。

 

個別株投資をやってる人は財務は少なくとも目を通しておいた方がいいねー。決算は4半期(3か月分)毎だから1回当たりの決算がその企業の全てを決めるわけではないけど、気になる人は是非チェックしてみてほしい。

 

財務チェック手順

1 モーニングスターにまずはアクセス。

2 モーニングスターサイトの左上の検索欄にティッカーを入れる。ティッカーは銘柄毎のコード。コカ・コーラなら【KO】 

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Morningstar | Empowering Investor Success

 

3 赤丸部分のタブのKey Ratiosをクリック。

4 そうすると下部の赤丸部分いFull Key Ratios Dataをいうのが表示されるので、そちらをクリックしてください。

 

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5 この画面で基本的な財務は全てチェック可能です。また赤丸枠のExportをおせば財務指標を全てエクセルで抽出できるので、便利ですよ。10年分のデータを抽出可能です。

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 6 先ほどの画面の下側に財務の詳細を選べるタブがあります。キャッシュフローやファイナンシャルヘルス(バランスシート)やエフィシェンシーレーシオなどをチェックできます。

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モアちゃんありがとう!これで大体基本的な財務チェックはOKだと思うよ。もっと詳しくもできるけど、慣れも必要なのでどんどん色んな企業の財務をみて慣れていってほしいな。

 

基本的な財務数字の意味

 

ではここから財務指標の見方を説明していきますねー。上から順番に特に大事なポイントを説明していきます。

 

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ポイント! 

・Revenue = 売上:
売上上昇は特に成長株で重要です。
・Operating margin% = 営業利益率:
本業でどのくらい儲けたかが最も単純にわかりやすい。
・Earnings per share = EPS:
1株当たりの利益です。これは数字が大きい方がいいです。
・Dividends = 配当金
配当金は年々増加してるのが望ましいです。これが連続増配の年数に関係します。
・Payout Ratio = 配当性向:
配当金が純収益に対してどの程度の割合かの指標。
数値が低い方がいい。特に配当戦略を採用してる投資家は最も大事な要素です。
・Operating Cash Flow = 営業CF:
営業活動で稼ぐお金。キャッシュフローを増やすために特にこの数字は重要。
・Free Cash Flow = フリーCF:
営業CFから設備CFを差し引いて、自由に使えるお金になります。

 

これ以外に見ておきたい指標としてはReturn on Invested Capital %(ROIC)投下資本効率=投資した資金がどれ位効率的に利益を出してるかを確認する数値、Long-Term Debt(長期負債)、Quick Ratio(短期的なキャッシュ余力)などがあります。

 

【KO】コカ・コーラの財務の場合

 例えばコカ・コーラの財務で気にするべきところをちょっとレクチャーしちゃうと。

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Revenue=売上部分をチェックすると、2015年から売り上げがだんだん落ちてきてるのがわかると思う。これは単純に飲料水部門が非常に不調だったんですね。そしてさらに2017年から急激に売上が落ちていますね。1ドル=100円としたら、2016年の4兆1863億円から2017年の3兆5410億円まで6000億円も落ち込んでる。

 

となるとこれは何かが起こっている可能性が考えられるってことか!ってことは他の数字で何があったかの検証が必要って推測できるなー。

 

そこで次に営業利益率に何かが変化がないかをチェックしてみると変化が見えてくるよー。

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2016年から2017年までに売り上げが6000億円も下落してるけれども、逆に利益率は6%も上昇してる。ということは、利益率の改善をする対策を施したんじゃないかっていう想像に繋がるんです。

 

これはインターネットとか、またはコカ・コーラの公式サイトを調べないといけないので検索して探してみます。

 

結果、2017年において低収益のボトリング事業を整理していることがわかるんです。ただ、じゃー整理して営業利益が上昇したからといって、それでOKってわけじゃないと思いませんか?それが次のチェックでわかります。

 

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先ほど事業を再編して、営業利益を上げたと言いましたが、そうなるとどうしても売り上げが大きく減ると合計利益は減ってくるんです。

 

あーだから2017年と2018年の配当性向が140%と211%になってしまっているのかー。キャッシュが厳しくなってるってことなんだ。。。

 

おそらくこれは借金をして配当を株主に出しているんだなと想像がつきます。もし2019年も状況が継続しているとしたらいくらコカ・コーラでも要注意でした。でも2019年に売上が大きく上昇したので、ほっと一安心といったところでしょうか。

 

財務をチェックする時に忘れないで欲しいのが、今回挙げたチェックポイントは必ず見ること、そして異常値があった場合は、その異常値の理由を企業サイトやもしくはグーグルなどで探してみることが大事なんですね。

 

 

まとめ

 「【米国株マニュアル】財務分析基礎編!【KO】財務分析もあり」をまとめていきますね!

 

今回は財務の確認方法に関して簡単にご紹介してみました。財務は恐らく誰かが作った財務分析だけみても本当の意味で理解するのは難しいと思います。

 

もし時間があるなら是非ともやってみて欲しいのは下記事項になります。とにかく財務を単に見るだけでなく、比較してみたり決算の何が影響してるかをチェックするだけでより深く財務理解が可能だと思います。難しい数字の理解ももちろん重要ですが、比較は本当に深く理解するのに役に立つと思います。

ポイント! 

・セクターが同じ競合企業と比較してみる

例えばKOならPEPと比較するなど。全然違う財務になってると思います。

・財務だけでなく、決算と併せて成長性も予想してみる

・成長銘柄・安定銘柄・高配当銘柄で何が違うか比較してみる。

 

次のシナリオを楽しみにしててくださいねー! 

 

「このお話しは、以前YouTube動画になったシナリオをブログに書き直した内容になります。ブログカテゴリーで”米国株シナリオ”にまとめていきます」

 

*投資判断はあくまで自己責任で

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