米国株はナスダック以外下落です!ダウ-0.29% ナス+0.27% SP500-0.2% ラッセル-0.22% 自分+3.1%となっています。実はS&P500は本日一瞬過去最高値を更新したんです。但しその後金利上昇懸念によってマイナスになっています。
本日は最終的にはほぼ動きなしで終わってるんですが、場中は今後を左右しかねない金利上昇懸念が発生していました。金利上昇は景気回復の重しになります。ゴールド・シルバーもそれで大きな下落が発生していたので、金利がこのまま継続して上昇してしまうのかは非常に注視必要です。
ナスダックと金利に関しても密接に関係してるようにも見えるので、今日はその経緯もお伝えしたいと思います。
では米国株投資家もみあげの「米国株は一時S&P500最高値も金利上昇懸念で下落!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が+0.39%
・大豆油指数が▲1.24%
・原油価格42.58→42.35ドル/バレル
・ゴールド1915→1951*過去最高値は2011年9月の1920
ゴールドは一時1966まで上昇するも、30年債の応札失敗による金利上昇で下落、一時1930まで落ちるもそこから反発しました。シルバーも同様です。
・10年債0.671→0.718(+6.93%)
・VIX指数▲7.28%→▲0.67%(22.13)
先物関係はどっちつかずです。本日はこの状況が株価の指数のばらつきを表現していると思います。一時全面高になりそうだったのですが、米国30年債の応札の失敗による金利上昇懸念が大きく足を引っ張っています。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 55,662,282 vs 1日56,862,326
3日前の出来高
10日平均 54,016,449 vs 1日44,837,004
2日前の出来高
10日平均 53,615,361 vs 1日67,545,043
1日前の出来高
10日平均 54,825,972 vs 1日53,345,673
本日の出来高
10日平均 55,363,169 vs 1日41,567,495
SPYの出来高は多くはないです。昨日よりは少ないですね。恐らく本日の30年債の金利変動に対して様子見をしていたと思います。それでも一時S&P500が最高値を達成してレンジを抜けたので、株価は基本上目線だと判断できそうです。
QQQ出来高
4日前の出来高
10日平均 35,161,716 vs 1日44,597,216(VOO3,315,223)
3日前の出来高
10日平均 34,253,198 vs 1日34,708,513(VOO2,107,755)
2日前の出来高
10日平均 34,117,462 vs 1日41,895,388(VOO3,512,818)
1日前の出来高
10日平均 35,297,655 vs 1日38,465,243(VOO2,945,014)
本日の出来高
10日平均 36,431,394 vs 1日31,718,861(VOO4,071,650)
QQQの出来高はそれほど多くはないです。今日はハイテクグロース株が上昇していました。循環が回ってきてるかもしれません。またVOOが上昇しています。これはAAPLが本日サブスクのバンドルプランを発表して好感されていたので、それとも関係がありそうですね。
新規失業保険申請件数(ポジティブ)
新規失業保険申請件数が本日公表されました。数字としてはポジティブで間違いないと思います。これがマーケットオープン時には株価を押し上げていました。
新規失業保険申請件数(08/02 - 08/08)21:30
結果 96.3万件
予想 110.0万件 前回 119.1万件(118.6万件から修正)(前週比)
結果 1548.6万件
予想 1580.0万件 前回 1609.0万件(1610.7万件から修正)(継続受給者数)
但し、これが逆にトランプ政権による追加経済対策を少しのんびりさせてしまったかもしれません。どうも追加経済対策は8月中も怪しくなってきそうです。政権関係者からのこの件に関してのヘッドラインが非常に少なくなっています。
金利状況とナスダック連動性
現在の株高上昇、ゴールド・シルバーの上昇は低金利によって保たれてると考えていいと思います。本日それを象徴するイベントがありました。ナスダックは下記報道があるまではぐいぐい上昇で1%程プラスだったのですが、下記金利上昇によって一時マイナスまで落ち込んでたんです。
米国国債の30年国債が予定通りの公募失敗→金利上昇圧力
アップルの起債550億ドル→金利上昇圧力
大橋ひろこさんのブログが今日の30年国債の応札に関して昨日時点の見解が非常に役に立つと思います。
ワクチンより金利上昇に注目、ゴールド急落https://t.co/tKWdBEOiOL
— 大橋ひろこ (@hirokoFR) 2020年8月12日
・総額1120億ドル過去最大規模国債入札
・円独歩安、リスク選好相場🤔??
・金急落もユーロ強し
・GPIF欧州債券に注目
となると、次に重要なイベントは自分的には8月20日に予定されてるFOMC議事録になると思います。政策金利は0-0.25bpです。実質金利の上昇に関して言及されているか、またそれに対して関係者から言及があるのか。
もしこの点に関してマーケットが予想するよりネガティブな内容だったりすると、金利上昇を懸念して株価下落の可能性もあると思います。逆にマーケットの予想通りなら更に上昇するかもしれません。
コロナ状況(ニュートラル)
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
昨日より400人程増加しましたが、2週間前も1400人位だったので、ほぼ同じ数字という事になります。ポジティブでもないですが、ネガティブでもなくニュートラルという判断です。
7月26日146,460人(前日対比914人増)
7月27日146,935人(前日対比475人増)
7月28日148,011人(前日対比1076人増)
7月29日149,256人(前日対比1245人増)
7月30日150,713人(前日対比1457人増)
7月31日150,713人(前日対比1357人増)
8月1日151,957人(前日対比1244人増)
8月2日154,447人(前日対比1133人増)
8月3日154,860人(前日対比413人増)
8月4日155,403人(前日対比543人増)
8月5日156,806人(前日対比1,403人増)
8月6日158,256人(前日対比1,450人増)
8月7日160,104人(前日対比1,848人増)
8月8日161,356人(前日対比1,252人増)
8月9日162,425人(前日対比1,069人増)
8月10日162,938人(前日対比513人増)
8月11日163,461人(前日対比523人増)
8月12日164,537人(前日対比1076人増)
8月13日166,027人(前日対比1490人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株は一時S&P500最高値も金利上昇懸念で下落!」をまとめていきますね!
追加経済対策は8月中に法案が通るかどうかが非常に怪しくなってきました。民主党側からは2兆ドルじゃないと譲らない。共和党も2兆は飲めないといった状況でお互いに牽制しあってる状況です。
この状況のままで9月の雇用統計まで突っ走る可能性があります。となると重要なのは金利になると思います。政策金利ではなく実質金利です。この実質金利は情報が集めずらいのでできる限り自分もウォッチしていくようにします。
後は8月20日のFOMC議事録においてのFED関係者のコメントも注目だと考えています。米国株は上昇していますが、常に油断できない状況ですね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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米国株投資家も米国民も待望の追加経済対策がここまで時間がかかってしまったのは、下記ブログに纏めてる内容になります。よかったら状況を再度確認してみてください。
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