米国株は騙し上げからの下落です。ダウ-0.37% ナス-1.69% SP500-0.79% ラッセル-0.6% 自分-2.5%となっています。騙し上げからの下落とはどういった事か簡単にご説明します。
朝一はロシアからコロナウィルスワクチンが世界初で承認、更にプーチン大統領の娘がワクチン接種済みと報道がはいりました。それでダウが上昇。→本来ロシアワクチンは米国には関係なく、実用性も不明です。
そしてマーケットクローズ前に、ミッチ・マコーネル上院議員赤丸が「ホワイトハウスと民主党の景気刺激策についての交渉が進んでいない」と発言して最終的には落としてきました。
さて、この2つですが事実としては何も変化していないんです。ただの情報で上下させてるだけと思いませんか?もちろんこれを主導してるのは機関投資家(大口投資家)です。
ゴールドは歴史的な下落が発生しています。シルバーも今日だけで13%下落です。正にやりたい放題になってる米国株まとめです。
では米国株投資家もみあげの「米国株は騙し上げからの下落!ロシアワクチンと追加経済政策難航」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が▲0.49%
・大豆油指数が▲0.68%
・原油価格42.04→41.56ドル/バレル
・ゴールド2026→1908*過去最高値は2011年9月の1920
ゴールドは一時1901まで暴落。詳細は別途記載してあります。
ゴールドは7年間で最大の下落幅だったそうです。
・10年債0.581→0.644(+10.95%)
・VIX指数▲0.36%→+8.59%(24.03)
先物関係は完全にリスクオフです。ただ国債だけ見るとリスクオン。理由は貴金属から資金が逃げて国債に資金が集まったと考えた方がいいと思います。ゴールド5%、シルバー13%下落、ここまで貴金属が下落すると次に懸念されるのが原油価格です。原油価格のバリュエーションまで見直しがはいらなければいいんですが、、
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 60,360,792 vs 1日38,649,820
3日前の出来高
10日平均 58,868,136 vs 1日43,335,238
2日前の出来高
10日平均 55,662,282 vs 1日56,862,326
1日前の出来高
10日平均 54,016,449 vs 1日44,837,004
本日の出来高
10日平均 53,615,361 vs 1日67,545,043
SPYの出来高が昨日の1.5倍です。昨日は夏枯れの様相の出来高でしたが、今日は大きく動かしてきましたね。朝一は上昇させて、終わりは下落させる。ワクチンニュースで上昇、追加経済政策難航で下落。今日見てても実際実は何も変化がない日です。正に「騙し」だと感じました。
QQQ出来高
4日前の出来高
10日平均 38,311,208 vs 1日20,968,727 (VOO2,596,231)
3日前の出来高
10日平均 37,493,248 vs 1日27,760,658 (VOO4,081,622)
2日前の出来高
10日平均 35,161,716 vs 1日44,597,216(VOO3,315,223)
1日前の出来高
10日平均 34,253,198 vs 1日34,708,513(VOO2,107,755)
本日の出来高
10日平均 34,117,462 vs 1日41,895,388(VOO3,512,818)
QQQも出来高も、VOOの出来高も増加です。恐らくポジションを手放した投資家も多かったんじゃないでしょうか。流石に貴金属下落、VIXも上昇、そして追加経済政策難航ときたら、株式にポジションをとるのが怖くなるのは仕方無いと思います。
物価上昇・ロシアワクチン
ゴールドが本日5%以上、シルバーも13%近くと貴金属が暴落しました。これは本日物価指数上昇による実質金利上昇が深く関係してると思われます。
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物価上昇指数
生産者物価指数(7月)21:30
結果 0.6%
予想 0.3% 前回 -0.2%(前月比)
結果 0.5%
予想 0.1% 前回 -0.3%(コア・前月比)
結果 -0.4%
予想 -0.7% 前回 -0.8%(前年比)
結果 0.3%
予想 0.0% 前回 0.1%(コア・前年比)
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追加経済政策が実施されれば、また金利は下がる可能性が高いと思いますが、それもまだ決定しない状況で、物価指数が上昇したために、その反動でドルが売られた形になっています。もちろんロシアからのワクチンニュースも関係しています。
なぜそうなるのか、マーケットは2021年中は少なくとも金利は上昇しないと見込んでゴールドの価格を想定していると思います。要は金利は上昇しないから、ゴールドの価値が高まっていました。
しかし本日の物価上昇指数、そしてロシアのワクチン開発の報道で、経済回復は想定よりもっと早くなるんじゃないかとマーケットは考えるはずです。そうなると実質金利は想定よりもっと早く回復するんじゃないかと機関投資家が動いた結果だと想定できます。(もちろんバリュエーション調整の思惑もあります。)
本日は金融関係も大きく上昇していました。上記金利・物価上昇指数とは決して無関係ではないはずです。
バイデン候補が副大統領指名
バイデン民主党候補が遂に副大統領候補を指名しました。黒人女性で穏健民主派として知られるカマラ・ハリスさんです。(黒人女性と偏見的な言葉を使う事はご容赦ください。)
主要なポジションに黒人女性が指名されるのは初めての事になります。
https://www.cnbc.com/2020/08/11/joe-biden-vp-pick-sen-kamala-harris.html?__source=twitter%7Cmain
黒人の票を集める目的ももちろんあると思います。また彼女はインタビューにおいて黒人に対する差別的な歴史を鑑みて、政府は賠償を支払うべきだ」といった発言もしています。
バイデン候補との相性もいいんじゃないでしょうか。彼女は政策自体には過激的思考はなさそうです。ただ黒人層からの支持率は厚くなると思います。
大統領選挙に対してもいよいよ目が離せない状況になってきました。
コロナ状況(ポジティブ)
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
2日連続で500人増加ですんでいます。2週間前は1000人以上でしたので、この数字が続くとなると死者数が減少傾向という事になりそうです。(もしこの数字がどんどん良くなっていくと、ワクチン銘柄のバリュエーションが大幅に見直される可能性があるから気を付けてください。)
7月25日145,546人(前日対比1304人増)
7月26日146,460人(前日対比914人増)
7月27日146,935人(前日対比475人増)
7月28日148,011人(前日対比1076人増)
7月29日149,256人(前日対比1245人増)
7月30日150,713人(前日対比1457人増)
7月31日150,713人(前日対比1357人増)
8月1日151,957人(前日対比1244人増)
8月2日154,447人(前日対比1133人増)
8月3日154,860人(前日対比413人増)
8月4日155,403人(前日対比543人増)
8月5日156,806人(前日対比1,403人増)
8月6日158,256人(前日対比1,450人増)
8月7日160,104人(前日対比1,848人増)
8月8日161,356人(前日対比1,252人増)
8月9日162,425人(前日対比1,069人増)
8月10日162,938人(前日対比513人増)
8月11日163,461人(前日対比523人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株は騙し上げからの下落!ロシアワクチンと追加経済政策難航」をまとめていきますね!
株価がここまで上昇してしまったので、機関投資家(大口投資家)は本当にやりたい放題やってる感じです。迂闊にインしてしまうと一気に下落で持っていかれてしまうマーケット状況だとは思います。様子見して落ち着いてからインもありだと思います。
但し、追加経済政策難航はかなり危険な状況だとも思います。元々追加経済政策が前提にあっての株価上昇なので、実現しないと大幅な下落もあり得ます。このポイントだけはしっかり抑えていきたいですね。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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