米国株はナスダックが最高値を達成しました!ダウ+0.9% ナス+1.47% SP500+0.72% ラッセル+1.78% 自分+2.25%となっています。全体的に上昇したのですが、ナスダックがまたもや強さを取り戻した形になります。
今日の経済指標はISM製造業景況指数でした。数字は非常に良かったです。となるとおかしくありませんか?製造業が良かったのですから、ダウ工業指数やSP500の方がナスダックより上昇してもいいはずなんです。
そうです。これが今の米国株を表す現状になると思います。GAFAM・ハイテクグロース・バイオ・ESG関係に資金が集中してる事を明確にしてしまっています。
もちろん現在検討中の追加経済刺激策が合意されれば、違ったセクターも上昇するとは思いますが、ますます銘柄選びによって差が出る状況が加速している気がします。
では米国株投資家もみあげの「米国株はナスダック最高値!株価にも格差が鮮明に!?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が+2.14%
・大豆油指数が+2.69%
・原油価格40.41→40.77ドル/バレル
・ゴールド1973→1977 *過去最高値は2011年9月の1920
一時1960まで下落、オープン前は1988も記録
・10年債0.539→0.558(+5.40%)
・VIX指数▲1.21%→▲0.71%
今日は分かりやすく全ての指数が強くリスクオンしました。先物関係もそうですが、特に10年債が上昇したことによって、債券ではなく株式に資金が移行したと考えられます。ゴールドには大きな動きはないですね。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 66,764,919 vs 1日56,813,999
3日前の出来高
10日平均 63,148,722 vs 1日48,083,358
2日前の出来高
10日平均 59,274,486 vs 1日61,396,528
1日前の出来高
10日平均 59,998,405 vs 1日80,610,945
本日の出来高
10日平均 62,241,989 vs 1日51,822,974
SPYの出来高は10日平均より減少です。金曜日よりも大きく減少しました。金曜日は月末リバランスからの株式に資金が集まったためもあります。SPYもQQQも出来高は減少してるが、指標関係がプラスに働いて上昇した日と言えると思います。
QQQ出来高
4日前の出来高
10日平均 46,526,879 vs 1日30,896,800(VOO2,215,779)
3日前の出来高
10日平均 42,434,067 vs 1日27,276,414(VOO2,363,235)
2日前の出来高
10日平均 39,737,369 vs 1日40,957,293(VOO2,936,070)
1日前の出来高
10日平均 39,155,403 vs 1日52,879,311(VOO4,453,482)
本日の出来高
10日平均 41,017,232 vs 1日31,771,676(VOO3,766,879)
QQQもVOOも出来高はそれほど上昇していません。むしろ大きく下がりました。指標はリスクオンになっていますが、追加経済刺激策は合意されていません。まだこの状況では資金は集まらないという事になると思います。
ISM製造業景況指数(ポジティブ)
ISM製造業景況指数◎
ISM製造業景況指数は素晴らしい数字でした。この数字はマーケットにとっては非常に上昇を後押しした形になると思います。
Hagaさんがわかりやすく、ISM製造業景況指数の内容を纏めてくれてます。
🇺🇸 #ISM Mfg. PMI 54.2 vs 53.6 Est.
— 芳賀勇人 Yuto Haga (@Yuto_gahagaha) 2020年8月3日
*52.6 Prev.
The strongest result since February 2019.
米ISM製造業景況感指数
結果 54.2
予想 53.6
前回 52.6
⚠︎ 強含み *2019年2月ぶり高水準 pic.twitter.com/oEMVNa27ud
新規受注 61.5 vs 56.4 Prev.
雇用 44.3 vs 42.1 Prev.
セクター別
強:食料/飲料/タバコ
今回数値は2019年2月と同値です。
次の目標は2019年1月の56.6
オールドエコノミーが不調
ISM製造業景況指数が非常に良かったんです。ただ見てわかる通りマーケットを引っ張ってるのは【MSFT】と【AAPL】です。普通右下のオールドエコノミーがもっと活況になっていいはずです。それでも調子が悪い。
という事は今のマーケットの状況は一部決算が優良で長期的に成長が期待できる銘柄に資金が集中してしまっているという事を表してると思います。
ちなみに【MSFT】と【AAPL】の出来高を確認してみると出来高が倍以上になってる事がわかります。この2銘柄は本日間違いなく大きくマーケットを牽引しましたね。
【MSFT】マイクロソフト
10日平均 38,125,275 vs 1日78,596,033
【AAPL】アップル
10日平均 37,825,078 vs 1日76,836,171
MSFTのTikTok買収の件
マイクロソフトがTikTokを5兆円程で買収する報道が入っています。
・買収計画を救うためナデラCEOとトランプ大統領が2日に協議した
・交渉は数週間で迅速に進み、9月15日までに完了する見通し
本日マイクロソフトは5%以上の急上昇しました。もちろんTikTokのビジネス的な部分もあるのでしょうが、自分はちょっと違った見解をもっていて。
同社は「大統領の懸念に対処する重要性を十分に理解している」とした上で、「完全なセキュリティー審査と米国に適切な経済的利益を提供するという条件の下でティックトック買収にコミットしている」と説明。
→マイクロソフトは大統領をイライラさせる厄介者を俺たちが引き受けてあげるよ。イライラしたくないでしょ。だからうちには優しくしてくださいね。って恩を売ってるようにも見えるんです。じゃないと大統領のわがままになってしまいますしね。
要は高度な政治的判断をしてるんじゃないかと解釈しています。
1兆ドル追加支援進捗
本日も1兆ドルの追加支援は合意には至りませんでした。
イライラしたトランプ大統領は追加経済刺激策に大統領令を発令することを検討しているとまで発言しだしています。
各要人の発言内容は下記になります。
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ホワイトハウスのマーク・メドウズ参謀長は、共和党が1兆ドルを超えるコロナウイルス救済パッケージを支持するかどうかについて、「正当な質問ではない」と述べている。
スティーブン・ムニューチン財務長官は、合意に達することができれば、より大きなコロナウイルス救済パッケージにも開放的であると述べた。
民主党下院議長ペロシさんは、火曜日にホワイトハウスのメドウで、ムニューチン財務長官と再会すると述べた。
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ポイントは追加経済刺激策の総額、失業保険給付手当の額、そして職場復帰のコロナ訴訟に対する法的な保護、この辺りになりそうです。マーケットはおそらく先週の1兆ドル、週間200-300ドルよりも多くなることを期待してそうな雰囲気があります。
よって、もしマーケットが決定事項に失望した場合は下落の可能性もあるので、注意が必要です。
コロナ状況(ポジティブ)
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
本日はコロナ死者数が明らかに激減しました。これは素晴らしい状況です。ただ2週間前も一度激減したことがあったので、明日・明後日も状況はしっかり確認しておく必要があります。
7月16日137,419人(前日対比953人増)
7月17日138,358人(前日対比939人増)
7月18日139,266人(前日対比908人増)
7月19日140,119人(前日対比853人増)
7月20日140,534人(前日対比415人増)
7月21日140,906人(前日対比372人増)
7月22日142,066人(前日対比1160人増)
7月23日143,190人(前日対比1124人増)
7月24日144,242人(前日対比1052人増)
7月25日145,546人(前日対比1304人増)
7月26日146,460人(前日対比914人増)
7月27日146,935人(前日対比475人増)
7月28日148,011人(前日対比1076人増)
7月29日149,256人(前日対比1245人増)
7月30日150,713人(前日対比1457人増)
7月31日150,713人(前日対比1357人増)
8月1日151,957人(前日対比1244人増)
8月2日153,090人(前日対比1133人増)
8月3日153,503人(前日対比413人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
決算予定
$CLX $BYND $SQ $MRNA $ROKU $FSLY $TSN $ATVI $CHGG $CVS $W $DIS $MELI $GPN $SPCE $TWLO $CMS $LVGO $MCK $AMRN $ETSY $PLUG $NET $BMY $RACE $TTWO $MPC $MPLX $ZNGA $DBX $DDOG $UBER $WIX $KOS $TTD $ENPH $CRON $BP $TEVA $PENN $FVRR $RNG
まとめ
では「米国株はナスダック最高値!株価にも格差が鮮明に!?」をまとめていきますね!
本日は非常にニュースが多かったです。火曜日は重要な経済指標は予定されていないので、追加経済刺激策の進捗をウォッチする形になると思います。コロナ死者数も減少傾向がみられ始めたので、そちらも期待したいです。
正直オールドエコノミー・高配当銘柄は苦難の時です。とはいえ追加経済刺激策が導入した場合は、強い銘柄はまた復活はしてくると思いますよ。割安でおかれてるのは間違いないです。但しその場合にもしっかり選別が必要だと思います。
経済指標予定・実績
8月3日(月)23:00
アメリカ・ISM製造業景気指数 07月→◎
8月5日(水)
21:15
アメリカ・ADP雇用者数 07月
23:00
アメリカ・ISM非製造業景気指数 07月
8月6日(木)21:30
アメリカ・新規失業保険申請件数 07/26 - 08/01
8月7日(金)21:30
アメリカ雇用統計
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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米国株投資家も米国民も待望の追加経済対策がここまで時間がかかってしまったのは、下記ブログに纏めてる内容になります。よかったら状況を再度確認してみてください。
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