米国株は正に急降下しました。ただ最初から急降下したわけではありません。ダウ-1.31% ナス-2.29% SP500-1.23% ラッセル0% 自分-1.45%という結果になっています。お昼位から急激に下落していったんです。
最初はまたもや「凪」状態だったのですが、途中から急激に調整がはいりました。確かにニュースとしては失業保険申請件数が増加、失業保険手当の減少と言われてますが、そのニュースは朝一にわかっていたので、明らかにタイミングがずれています。
「調整」という言葉が今日はピッタリだと思います。特にGAFAM と TSLAを狙い打ちしてナスダックが先行して株価全体が下がっています。
では米国株投資家もみあげの「米国株は急降下!利確祭りの割高株の調整か!?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が▲0.26%
・大豆油指数が▲0.53%
・原油価格41.90→41.06ドル/バレル
・ゴールド1868→1888 *過去最高値は2011年9月の1920
・10年債0.599→0.581
・VIX指数▲2.09%→+7.24%(26.95まで)
今日は完全にリスクオフでした。10年債の利率がどんどん下がっていってます。今日の状況を見てると資金は国債かもしくはゴールドやシルバーなどのコモディティに集まっていますね。株式も割高株も多く天井感もあるので、やはり相対的に安全でかつ上昇が見込まれる商品に資金が集まる事になってると思います。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
4日前の出来高
10日平均 74,798,461 vs 1日61,798,636
3日前の出来高
10日平均 74,141,530 vs 1日55,790,369
2日前の出来高
10日平均 73,601,032 vs 1日57,027,361
昨日の出来高
10日平均 71,059,933 vs 1日57,467,061
本日の出来高
10日平均 71,375,364 vs 1日75,453,564
SPYの出来高が昨日より30%以上増加しています。ということは機関投資家は大きく動いた事になりそうです。機関投資家の調整という可能性が高そうです。
QQQ出来高
4日前の出来高
10日平均 44,520,480 vs 1日35,068,308 (VOO2,244,020)
3日前の出来高
10日平均 44,838,617 vs 1日38,055,241 (VOO2,508,984 )
2日前の出来高
10日平均 45,440,725 vs 1日43,094,948 (VOO3,303,700 )
昨日の出来高
10日平均 46,127,203 vs 1日29,544,118(VOO4,113,799)
本日の出来高
10日平均 46,071,127 vs 1日50,629,658(VOO3,477,643)
VOOが昨日より出来高が減っています。という事は個人はあまり動いてない。QQQは昨日の倍近くの出来高。SPYが出来高が大幅増加。というと機関投資家が売りを呼び、それに個人投資家ものって利確してしまった。という流れが一番説得力がありそうです。
経済ニュース(ネガティブ)
新規失業保険申請件数
新規失業保険申請件数(07/12 - 07/18)21:30
結果 141.6万件
予想 130.0万件 前回 130.7万件(130.0万件から修正)(前週比)
https://fx.minkabu.jp/news/152268
新規失業保険申請件数が増加するのはネガティブです。流石に7月末の失業保険手当期限切れが近づいてきてる状況で、減少はしても増加してしまうのは経済回復に懸念を持たれることになります。
追加経済対策案
現在の追加失業保険手当は600ドル/週になっています。現在検討されているのが、200-300ドル/週という事です。一時100ドル/週という事も検討されていたので、確かに減額ですが、そもそもこの追加手当があるせいで通常給与よりも所得が多くなる米国人も沢山いたので、至極当然な議論だと感じます。
また追加経済対策金は共和党内ではおおよそ合意がとれたみたいです。約1兆ドルちょっとになりそうかと。但し民主党は3兆ドルを要求しているので、まだまだ揉めそうな気配はします。
利確祭りの調整
ご覧になったらわかるようにヒートマップではGAFAMがとことん売られました。鉄板とも言われた【MSFT】マイクロソフトの決算ですが、決算的にはプラスですが、成長減速とみられて利確が入った気もします。
そうなると他のGAFAM銘柄への不安感がまして、つられて売られた気がしますね。他には決算が◎だった【TSLA】も売られる。表にはないですが、コロナワクチン銘柄もほぼ全てマイナス、ハイテクグロースも全てマイナスと今までマーケットを牽引してきた銘柄が今日は悉く売られました。
昨日のブログでも書きましたが、現在は割高株の調整局面に入ってると思います。ただ自分の方針は変わりません。決算が良かった銘柄は何があっても基本は売らない。がっしりホールドしていきます。
ETFでは【SPYD】がプラスだったみたいです。ラッセルが唯一マイナスになってない事からも割安株は今日は無事で済んだというのが結論になりそうです。
コロナ感染状況
コロナ感染拡大状況はひとまず落ち着いてきてるようにみえます。問題はコロナ死者数です。その状況をまとめておきます。
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
どっちかっていうと経済もそうなんですが、コロナ死者数増加の方が気になります。ワクチン銘柄が下落していますが、この状況を鑑みるとワクチン銘柄への期待値はまた上がってきそうですね。
7月11日134,097人(前日対比806人増)
7月12日134,814人(前日対比717人増)
7月13日135,133人(前日対比319人増)
7月14日135,533人(前日対比400人増)
7月15日136,397人(前日対比861人増)
7月16日137,419人(前日対比953人増)
7月17日138,358人(前日対比939人増)
7月18日139,266人(前日対比908人増)
7月19日139,681人(前日対比415人増)
7月20日140,053人(前日対比372人増)
7月21日141,213人(前日対比1160人増)
7月22日142,337人(前日対比1124人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株は凪!【MSFT】と【TSLA】の決算で明暗か!?」をまとめていきますね!
今日の状況を見ていても、現在割高と思われる株はもし決算がこけたら問答無用に売られれまくると思います。まだ割安でおかれてる銘柄はいいですが、(例:生活必需品、公益、資本財など)ハイテク関係・バイオ・ハイテクグロース辺りは決算こけると徹底的にやられますね。
【MSFT】【TSLA】決算両方とも〇だったのに、今日は両方とも4%以上の下落。こんな状況になってしまっています。決算が2社とも意味がなかったように見える状況で調整が入るんですから、他の銘柄はおして図るべきだと思います。
その点を注意して今後も投資を継続していきたいですね。
では皆さんの米国株投資によるお金持ちになる資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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米国株投資家も米国民も待望の追加経済対策がここまで時間がかかってしまったのは、下記ブログに纏めてる内容になります。よかったら状況を再度確認してみてください。
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