米国株は本日一気に回復しました。ダウ+2.13% ナス+0.94% SP500+1.34% ラッセル+1.76% my+1.4%という結果になっています。朝一はもたもたしていましたが、JPMの決算が良かったこともあり、調整局面を抜け出した形です。
今日みたいな日をデッドキャットバウンスという事もできますが、今日はそうではなくて力強かったと考えています。言ってみれば事実を見て株価が上昇した日です。
それに関係する2点を特に集中的に見ていきます。
マーケットの雰囲気を一変させたのはJPMの決算→但し懸念材料もあり
コロナへの本気対策の雰囲気→マスクに対して
そんな今日も見どころ沢山の米国株をまとめていきたいと思います。
では米国株投資家もみあげの「米国株は急回復!事実を見て株価が上昇する典型とは?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
各指数関係の動き
各指数
・CRB指数が▲0.49%
・大豆油指数が+1.57%
・原油価格39.57→40.55ドル/バレル
・ゴールド1802→1808 *過去最高値は2011年9月の1920
・10年債0.619→0.625
・VIX指数+17.96%→▲8.29%(29.52まで)
VIX指数が明らかに上昇して、ほぼ全ての指数がリスクオンになりました。ただ朝一はまだ微妙な感じでした。もし先物がこれだけリスクオンになっても朝一の状況なら今日は引けにかけて上昇したかも微妙です。
SPY出来高
S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。
昨日の出来高
10日平均80,303,672vs 1日101,834,534
本日の出来高
10日平均77,807,319vs 1日91,139,283
昨日は大量の売りが発生しましたが、本日は買いが堅調に入ってるという事がわかります。これが事実をみて株価が上昇するという例かと思います。決算を見て、買いの状況をみて買いが買いを呼ぶ。そんな日ですね。
QQQ出来高
昨日の出来高
10日平均36,754,900 vs 1日63,371,622 (VOO3,642,374)
本日の出来高
10日平均37,883,254 vs 1日66,456,096 (VOO4,016,852)
QQQは昨日売られた分を丸々買い戻したような勢いでした。昨日はあまりにも激しいボラで悲観ムードが漂いましたが、結果的には調整という事になりそうです。これも事実を見て株価が上昇する典型ですね。
金融系決算(プラス)
JPモルガンチェースの決算が良好だったのはマーケットの雰囲気を変化させるのに非常に大きかったと思います。流石世界トップクラスの銀行です。その影響力を改めて感じることになりました。決算は売上・利益とも良好です。
JPモルガン決算
— 米国株 決算マン (@KessanMan) 2020年7月14日
JPMorgan Chase (NYSE:JPM) Q2'20
EPS $1.38 予想+$0.24
売上 $32.98B (+14.7% Y/Y) 予想+$2.7B
ROTCE 9%
時間外株価+1.9%上昇 (NYダウ平均構成企業)https://t.co/2TyFqKKBJ9 pic.twitter.com/Ca884aWhO7
但し2点注意して欲しいのは、
・第3四半期末まで自社株買戻しをストップ(FEDのストレスチェックに関係)
・貸倒引当金は105億ドル。前年同期より93億ドル増加。
貸倒引当金とは、貸倒損失によるリスクに備え、損失になるかもしれない金額を予想して、あらかじめ計上しておく引当金です。貸倒れとは、取引先の倒産などで、売掛金や受取手形などの債権を回収できなくなることです。
→要するにまだまだリスクは大きいという事です。財政状況的に油断できない企業が多く存在する可能性を示唆しています。
→但し別の見方もあって、JPMのCEOダイモンさんは天才なので、こういった貸倒引当金を多く見積もっておいて、次の決算ガイダンスを軽くするというやり方ともいえます。無理なガイダンスを出すよりは健全な経営をできますしね。
他にも金融系としてはWFCの決算がありました。こちらは対象的にボロボロです。減配も発表しています。もろに明暗がわかれています。
ウエルズファーゴ【WFC】
第2四半期決算はEPSが予想-10セントに対し-66セント
売上高予想183億ドルに対し178億ドル。減配を発表。
コロナへの米国の決意(マスク)
先日トランプ大統領がマスクをしたことが話題になりましたが。今日改めてCDCがもし米国がマスクを強制的に行えば、コロナは4週間から8週間で収まる可能性があると報道しています。
ファウチさんも死亡率がこれ以上上昇する事に関しては、信じられないという発言をしています。
米国としてもしマスクをして、本気でコロナと共存しながら経済回復というシナリオを再度考えだしてるとしたら、マーケットの雰囲気を変えるには実は効果的なんじゃないかと感じました。
バイデン民主党候補が「遂にトランプ大統領までマスクし出しやがったぜ、言った通りだろ」みたいな発言していましたが、それはそれで経済にはポジティブですよね。
コロナ感染状況
コロナ感染拡大継続
今日は感染拡大は大きなニュースは無かったです。ただ少し減少傾向にあるような報道が目立ちました。
米国コロナ死者数推移
死者数に関して下記サイトを参照にしながらチェックしていきます。
このデータはイギリス時間の朝11時に米国の前日データを集計しています。
相変わらず死亡者数は一進一退ですが、少し減少してるようにも見えます。
7月5日129,676人(前日対比242人増)
7月6日129,947人(前日対比271人増)
7月7日130,306人(前日対比359人増)
7月8日131,480人(前日対比1174人増)
7月9日132,309人(前日対比829人増)
7月10日133,291人(前日対比982人増)
7月11日134,097人(前日対比806人増)
7月12日134,814人(前日対比717人増)
7月13日135,133人(前日対比319人増)
7月14日135,533人(前日対比400人増)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/united-states?country=~USA
まとめ
では「米国株は急回復!事実を見て株価が上昇する典型とは?」をまとめていきますね!
昨日が調整ともいえる雰囲気売りが殺到したことが明確に分かった日だと思います。そして今日は金融決算から米国マーケットの雰囲気がポジティブになり。買いが入って、事実に基づいて株価が上昇する典型的な1日だったと思います。
またアフターでモデルナのトライアルで全患者でポジティブな結果が出た。また原油のストックに関しても先週は200万のストックに対して今週はー800万のストックと原油需要が回復してきてる報道も入っています。
明日も大きく上昇しないでも堅調になれば、昨日の下落がただの調整だったと考えられそうです。
では皆さんの米国株投資によるお金持ちになる資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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投資家待望の1兆ドルの経済対策や現金給付はまだまだ時間がかかりそうです。それを大統領選挙とコロナ拡大地域から紐づけて検証しています。是非よんでみてください。
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