米国株の先週は循環相場、先々週のパウエルショックから巻き戻されると思われたのですが、コロナ感染拡大の報道でマーケットが不安感を覚え、ほぼ変わらない状況となっています。
先週の指数の変動を確認しながらも、コロナの感染率の拡大が今週も続いてきそうです。事実先週においてテキサス・フロリダ・アリゾナ・カリフォルニア・サウスカロライナは1日の増加数の記録を更新しています。
マーケットはこの報道で揺れ動きそうです。そして現状最も投資家が待ちわびてるのは追加の経済対策パッケージだと思います。この点に関しては別ブログでまとめていますが、まだ時間がかかりそうです。
よって投資家は現状のボラティリティが激しい状況においても着実に投資を続ける必要がある為に、ETFに投資する以外は個別銘柄をしっかりと選定しておく必要があると思います。
では米国株投資家もみあげの「【米国株】銘柄選定必須!先週振り返り今週の見通し!」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
先週は各指数とも大きな変化はないですが、指数によって強弱が分かれる状況になっています。これは銘柄選定の大きなヒントになります。
各種指数の変動
・ダウ:25605.54→25871.46(+1%)
・ナスダック:9663.775→10008.644(+3.5%)
・SP500:3041.31→3097.74(-1.9%)
・ラッセル2000:1387.6847→1418.6342(2.2%)
ナスダックが+3.5%に対してSP500が-1.9%です。ナスダックはハイテクが非常に多いです。GAFAMしかり小型・中型の今を時めく成長ハイテク株ですね。それらが指数を牽引してるのは間違いないです。
米国市場状況(6月第3週)
6月第3週ヒートマップ
今回はこのヒートマップが最大の銘柄選定のヒントになるのではないでしょうか?おわかりの通りGAFAM・ヘルスケア・そして生活必需品の一部銘柄、これらが現状強い銘柄だと判断できます。
逆に今までファンダメンタル無視で上昇してきた航空・レジャーなどはコロナ感染拡大で州毎の移動制限リスク、国境を超える制限リスクなど様々なリスクが出てしまっているために、状況としては非常に厳しくなるかもしれません。
6月第2週ヒートマップ
銘柄選定
ハイテク
ハイテク株はほぼGAFAMで決まりだと思います。GAFAMの中では現状最も割安に見えるのが【GOOGL】です。チャートを貼っておきますね。RSIが40を下回りそうです。逆にチャンスとも考えられるかもしれません。(財務的には問題ないと思われる)
ただボリンジャーバンドの下を突き抜ける可能性もあります。エントリーする時は注意深く。
*Trading viewは最後のリンクから無料で使えます。
また状況は楽観できないですが小売売上指数が先週上昇しています。これを考えると消費的に【MA】【V】【PYPL】なども選択肢に入ってきてもおかしくないと思います。ペイパルは特にe-commerce決済に最も強く、コロナ状況だと更に上昇の可能性があります。
ハイテク小型・中型
ハイテク小型・中型は選択肢が非常に多いと思います。僕は実はこの分野得意じゃないです。ただツイッターのフォロワー様の中で非常に秀逸に纏めてくださってるのが、グリーディーさん@techwatcher_ です。下記情報から選択してみるといいと思います。
僕はこの分野はETFにしています。【CLOU】というETFならある程度これらの銘柄にまとめて投資できます!もちろん【QQQ】もありです。もしどれか一つを選べと言われたら、現状なら【CRWD】クラウドストライクが比較的割安かつ成長性も見込めるかと。またコロナ拡大が続けば【ZM】ズームも再度注目されると思います。
但しこの手の銘柄はトレンドもある為にボラティリティが大きくなりがちなので、その点は注意です!
米国上場SaaSの時価総額チェック ↓
— グリーディー (@techwatcher_) 2020年6月20日
時価総額 / PSR / 成長率YoY
Shopify: 11.0兆円 / 55x / +47%
Zoom: 7.3兆円 / 52x / +169%
Datadog: 2.8兆円 / 50x / +87%
Okta: 2.6兆円 / 34x / +46%
CrowdStrike: 2.3兆円 / 31x / +85%
Fastly: 0.7兆円 / 26x / +38%
DocuSign: 3.2兆円 / 25x / +39% pic.twitter.com/u8y2PkxAzC
米国上場SaaSの売上高に占める原価+販管費の割合↓
— グリーディー (@techwatcher_) 2020年6月13日
・GAAP、直近四半期で比較
・左から順に時価総額が大きい順
・アドビの原価+販管費の割合は68%(=営業利益率32%) pic.twitter.com/xGecDsuyjB
生活必需品
生活必需品ならなんといっても、巣篭り銘柄の代表格の【WMT】ウォールマートになるんじゃないでしょうか。実は直近は調子が悪かったんです。こちらもチャートを貼っておきます。ただコロナ状況下において非常に強かった事を考えると投資対象として考えてもいいかもしれません。
*Bloomberg(オレンジはSP500)
まとめ
では「【米国株】銘柄選定必須!先週振り返り今週の見通し!」をまとめていきますね!
今回は銘柄選定に的を絞ってお伝えしてきました。ポイントとしては雇用は厳しい、製造業も厳しい、但し米国にとって最も重要な小売売上や景況指数は上昇してる事です。これを忘れずに銘柄選定をしたいです。
今週は可能性としてはまた落ち着きがないマーケットになりそうです。不安定ですし、下落の可能性も考慮に入れておきたいです。
そしてないとは言えないですが、大きな暴落は金融ジャブジャブ状況では起こりうる可能性は低いという事を忘れないでいたいですね。焦らず慎重に投資を継続できるようなポートフォリオを組んでいきたいところです。
6月第2週のコメントです。備忘録
先週の木曜日が史上4番目の暴落率、そして金曜日は自律反発で上昇という形になりました。月曜日が下落か上昇か非常に重要だと思います。月曜日に下落したとしても小幅であればいいのですが、もし大幅に下落となると、今後の不安が大きくなる可能性もあります。
基本的な目線はコロナに関しては感染拡大といってもロックダウンはできない、そして金融政策はジャブジャブで歴史的な金融緩和状況となると株価は調整があっても上昇を続けるというストーリーは今の所はかわらないです。
但し先週から、フロリダ・カリフォルニア・アラバマ・テキサスのコロナ情報のヘッドラインはアルゴリズムに組み込まれて、それが報道されるにつれ、マーケットは下落する可能性があるので注意です!
今回ご紹介した、失業保険手当・ラッセル指数・小売り売上など不安要素もあるのでその点は注視していきたいですね。
では皆さんの米国株投資によるお金持ちになる資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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