米国株はまだまだ不安定な状況であるといえると思います。昨日お伝えしたトランプ政権の3兆ドルの借り入れ、そしてFEDの社債を可能な限り全て買付する意向、原油価格も上昇していることから、マーケットには楽観的な推測が多くなってきています。
【米国株】米国財務省が320兆円借入予定!FRBが社債を全て買付!? - ”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-
但し想定外の発言や事態が起こった場合にはマーケットの状況が一気に変わるリスクを含んでる事象が本日発生したので、そちらをお伝えしたいと思います。
ではもみあげ米国株投資家の「米国株は不安定!トランプ減税への期待感が先行か?」をお楽しみください!
ポジティブ要素
テキサス州においての原油制限案は廃止
テキサス州の原油生産制限案は「葬られた」、5日の採決は中止-当局 - Bloomberg
原油価格は経済活動再開を好感しています。需要が多くなる見込みなのかもしれないですね。
世界経済に底打ちの兆しという事もゴールドマンとモルガンスタンレーが指摘もしています。結構ゴールドマンサックスは外すのでそこまで信用はできないですが。
世界経済に底打ちの兆し、ゴールドマンとモルガンSが指摘 - Bloomberg
後はトランプ大統領によって、コロナ対策本部が解体されるといった報道もありました、収束の目途がついて、そろそろ必要性が薄くなってるという事です。
FRB副総裁の発言で株価下落
FRB副総裁のクラリダさんが本日下記内容の発言をしたことによって、マーケットが敏感に反応したと考えられます。一時2%近く上昇していたのが最終的には1%近くの上昇に留まっています。
・第2四半期の米経済が大幅に縮小し、失業率が1940年代以来の水準に悪化する公算が大きい。
・生涯で最も深刻な経済収縮と失業率に直面している
・新型コロナのパンデミック(世界的流行)によって見通しは著しいリスクにさらされており、経済の行方はウイルスの感染状況や感染防止措置の動向に左右される
米失業率、約80年ぶり水準に悪化も コロナ禍で=FRB副議長 - ロイター
トランプ減税への期待感
トランプ大統領が次に導入しようとしている減税案へマーケットは期待感を高めてるように感じます。
減税案としては下記内容が考えられるみたいです。
・経済を支えるための政府支出プログラムから、成長の再活性化を目的とした対策へと移行しようとしている
・次期コロナウイルス対策法案の中で、企業や投資家向けの幅広い減税案を検討
・キャピタルゲイン税率の引き下げや、企業が現在または将来に行う投資の費用を全額控除できるようにする措置が含まれる見込み
救済という措置から、一気に再度の成長路線に乗せようという思惑が見られる気がします。ただ少し急ぎすぎてる気がするのはきのせいでしょうか?
期待感の先行に感じてしまいます。確かにポジティブ要素は増えてきましたが、まだ実態経済が良好になった指標は見えていません。救済ではなく、成長というシフトチェンジが上手くいくのか。そしてそれを期待しての株価上昇が後になって歪みを発生させないのか。非常に気になる部分だと思います。
まとめ
「米国株は不安定!トランプ減税への期待感が先行か?」をまとめていきますね!
今回はマーケットの楽観要素と不安定感をお伝えしました。次にマーケットが期待するのはトランプ減税になってきそうです。もちろん米中関係も非常に不安です。
更にS&P500の話になりますが、10日の平均取り扱いボリュームが104,065,304ある【SPY】が本日は79,094,094 と取扱量が30%近く減少していました。
株式への資金流入が減ると、少しのニュースでも変動が大きくなる可能性があるので、注意は必要ですね。
相変わらず不安定なマーケットが続きますが、米国株投資家としては焦らず淡々と投資を継続していきたいですね。
では皆さんの米国株中・長期投資による素晴らしい資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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