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米国株長期投資実録(個別株&ETF)。米国駐在員。2018年9月資産1400万→10年後5,000万→20年後1億の目標へ!投資&金融リテラシー&米国生活など飾らない言葉で。お金で幸せになりましょう!

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【米国株】ビザvsマスター徹底比較!経済再開を総取りできる!

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米国株において決済サービスとして非常に人気がある【V】ビザと【MA】マスターの徹底比較になります。どちらに投資するか迷う投資家も多いはずです。一つ確実にいえる事はコロナパンデミックからの経済再開の消費の力を2社とも確実に吸収できるはずです。

 

【V】ビザと【MA】マスターカードの財務比較・ビジネス比較・ビジネス特徴を比較しながら投資はどのようにしたらいいかのヒントをお伝えしたいと思います。

 

・ビザは安定性が非常に高く、キャッシュ余力あり

・マスターは好景気になれば成長性が輝く 

 

では米国株投資家もみあげの「【米国株】ビザvsマスター徹底比較!経済再開を総取りできる!」をお楽しみください!

 

*投資判断はあくまで自己責任で 

 

財務比較

 財務比較

ビザとマスターの財務分析を横並びにしています。横並びで比較しながら各項目においての評価をつけていきます。

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・売り上げの成長性はマスターが上です。

・営業利益率はビザが大きく上回っていますね。

・キャッシュフローは営業CFはマスター、フリーキャッシュフローもマスターに軍配が上がります。

・EPSの成長性も配当性向もマスターに軍配が上がります。

・ROEは互角、ROEとROICもマスターに軍配があがります。特にROICは投資効率性が非常に高いですね。

 

・長期債務率と総負債はビザの方が安定しています。マスターカードの方が積極的に収益拡大の為に投資をしているために、財務の安定性はビザになります。

 

財務を見た限りだと、キャッシュフローに関してはビザは新興フィンテック企業を積極的に買収していたので、それが理由です。成長性に衰えが見えだしていたので、買収によって成長性を促進させようとしていました。

また自社株買いも多いのがビザの特徴です。

 

逆にマスターは長期負債を増やしながら、手元キャッシュを残してビジネスの収益性を向上させていたのがわかります。

 


財務指標の説明

 

・売上:売上上昇は特に成長株で重要です。

・営業利益率:この率が本業でどのくらい儲けたかが最も単純でわかりやすいかと

・配当性向:配当金が純収益に対してどの程度割合かの指標。数値が低い方がいい

・営業CF:営業活動で稼ぐお金の流れです

・フリーCF:営業CFから設備CFを差し引いて、自由に使えるお金になります。

・CF growth%:キャッシュフローがどれくらい成長したかです。これは財務的にお金の余力が増すことになります。(基本フリーCFだが、営業CFもあり)

・EPS:1株当たりの利益です。これは数字が大きい方がいいです。

・配当性向:配当金が純収益に対してどの程度割合かの指標。数値が低い方がいい。特に配当戦略を採用してる投資家は最も大事な要素です。

 

・ROA(Return on Asset):総資産利益率・総資産に対する利益の大きさ

・ROE(Return on Equity):自己資本利益率・自己資本に対する利益の大きさ

上記は稼ぐために使ったリソースに対するリターンの大きさです。

・ROIC(Return on Invested Capital):投下資本利益率・事業活動のために投じた資金(投下資本)を使って、企業がどれだけ効率的に利益に結びつけているか

・長期債務:長期的な債務の比率、こちらの数字が高いと長期の借金が多い事になる。

・総負債率:長期債や短期債を合わせた総負債率、100%を超えると債務超過

 

*ROE&ROA:ROEとROA両方とも高い方がいいですが、あまりにもROEの方が多い場合は、ROEを高めるために借金をしてリターンを出したというように見れます。

 またROEがROAより大きく離れてる場合は自社株買いをしてる事にもつながります。PERが高くて、ROEも高いなら自社株買いの可能性が高いです。

 

ビジネス比較

決済としては下記3種類があります。国ごとにメインの決済方法も違っているのが特徴的ですね。アップルカードとアップルペイはマスターカードのみとなっています。この部分はマスターカードの強みになっていきそうですね。

 

・クレジット決済
・デビット決済
・プリペイド決済 

 


事業毎の売上比率

 事業毎の売上比率ですが、完全な事業比較にならない中でも、マスターがコンサルティング事業が15%もあることがビザとの大きな違いといえると思います。

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地域毎の売上比率

 地域ごとの売上比較ですが、これは非常にわかりやすいです、ビザはUSAが50%近く、逆にマスターはUSAの比率よりも、全世界が非常に大きく特にヨーロッパの割合が高いのがわかっています。

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ビザとマスターの特徴比較

特徴を比較するために今回の暴落のチャートを比較していってみます。
 

2月から3月末までの比較のチャートです。これを見てみるとわかるようにマスターカードの方が成長性が高かったのですが、ビザの方が下落率は低い事がわかっています。

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 マスターは投資効率が非常に高く、成長性もいいのですが、ヨーロッパ主体である事、債務が多かった事、また事業の中でコンサルティング業務という好景気に強いビジネスが含まれてるために、下落率が大きかったです。

 

逆にビザは事業における成長性はマスターに劣りますが、債務はマスターより少なく、自社株買いが多かったために、余力が大きかった事が下落率を低くすましていることになります。

 

まとめ 

では「【米国株】ビザvsマスター徹底比較!経済再開を総取りできる!」をまとめていきますね!

 

マスターカードの投資判断は特にヨーロッパでのコロナ拡大の収束とコンサルティングビジネスがどうなるかで変わってきそうです。マスターカードに投資するなら特にヨーロッパでのコロナ状況は注視していきたいですね。

www.momiage.work

 

ビザの場合は米国のコロナ収束のタイミングを見てでしょうか。現在米国はピークアウトはしたとは言われています。トランプ大統領の段階的な米国経済再開の状況を見ながら投資していくのはありだと思います。

www.momiage.work

 

2社とも経済再開を総取りできるのは投資がしやすいです、ほぼどのような業界でも決済サービスが ある為に、2社とも投資するのはありです。比率は今回の特徴に合わせて変更してみるといいんじゃないでしょうか。

 

では皆さんの米国株投資による長期的な資産運用を祈って!

 

*投資判断はあくまで自己責任で

 Keep your fingers crossed!

 

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