FRB(Fed)が今週月曜日から新しいリアルタイムで経済の状況を把握することを目的とした「週次経済指標(WEI)」を発表しました。この指標によると現在の経済水準はリーマンショック時代とほぼ同レベルという恐怖の数値が出ています。
Monitoring Real Activity in Real Time: The Weekly Economic Index -Liberty Street Economics
今回はその指標を発表するに至った経緯と、リーマンショック時とどのように数字が似ているかをお伝えしていきたいと思います。
リーマンショック時は株価は最大で50%以上下落しています。もし経済指標が示す数字が正しいなら、現在20%弱しか下落していないのは、大きな乖離が発生してることになります。
・週間経済指標の正確性
・不確実性のもたらす恐怖
では米国株投資家もみあげの「リーマンショック級の景気後退!FRBの新指標に注目!」をお楽しみください。
*投資判断はあくまで自己責任で
週間経済指標とは
WEI数字
週間経済指標(WEI)で発表された数字が下記です。はっきりとリーマンショックと同レベルの経済状況である事を表しています。むしろ状況的にはリーマンショックより酷い状況だといえると思います。
WEIの計算方法
雇用、消費者信頼感、鉄鋼生産、エネルギー使用、電気・ユーティリティーのデータをミックスしたものになります。
下記4つのグラフは代表的な指標の推移になりますが、WEIの方が先行して状況を反映してるのがわかります。4つの指標は後追いでデータを反映させてる形ですね。
Monitoring Real Activity in Real Time: The Weekly Economic Index -Liberty Street Economics
WEIを新たに設定した理由
既存の指標だと正確に分析不可
平時には、使い慣れたマクロ経済指標が、経済状況の正確な説明をわずかな遅れで提供してくれる。但しあまりにも変動が激しい状況だと、正確なデータやシグナルを掴むことができない。
ニューヨーク連銀とアトランタ連銀が利用してるreal-time growth trackersでは現状を掴み切れないことが判明している。
アトランタ連銀のGDPNow成長率トラッカーは、第1四半期の国内総生産(GDPNow)が2.7%増加すると指摘している。但しこれは同ホームページで無視するように警告されています。
先ほどのWEIの経済指標の集計方法でもお伝えした通り、マクロ経済指標よりも先行して景気状況を示唆する可能性が高いからというのももちろんあります。
不確実性があまりにも高すぎて、状況の予測が難しい為に、週間単位での集計を余儀なくされたということも設定理由になると思います。
不吉なデータ(不確実性)
不確実性の話として、記事の中でダラス連銀の調査内容が報告されています。あまりにも見えない部分が大きいために、この不確実性を取り込んで指標を出すのは月間単位では不可能に近いという事がわかると思います。
ダラス連銀はまた、同地区の製造業者の3月の不吉な工場データを報告した。
ダラス連銀は工場経営者に危機についての一連の特別な質問をした。83.5%がコロナウイルスの状況が不確実性を高めていると答え、61.0%がサプライチェーンに影響を与えていると答え、76.7%が生産と売上に影響を与えていると答え、34.3%が従業員数に悪影響を与えていると答えた。
まとめ
では「リーマンショック級の景気後退!FRBの新指標に注目!」をまとめていきますね!
今回はFRBが新しく発表した週間経済指標(WEI)に関してお伝えしてきました。またその指標が示すリーマンショック級の景気後退の現実も伝わったと思います。
更に怖いのは週間で経済指標を更新していかないと、あまりにも不確実性が高いために、経済の現実が見えてこないという状況です。
果たして今のマーケットはこの不確実性まで織り込んでいるのでしょうか?答えは自分はノーだと思います。FRBでも読み切れない状況をマーケットが織り込めるはずがないと考えます。
これから更に新しい事実が出てきてマーケットが上下する可能性も十分考慮に入れておく必要があると強く感じました。
では皆さんの米国株投資によるお金持ちになる資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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