米国株は更にますます混迷を極めてきました。というのが本日FRBパウエル議長が緊急で0.5%の利下げを示唆してしまったからです。これによって、株式市場は当初は大きく上昇しましたが、最終的には3%近くに下落となっています。
昨日デットキャットバウンスに注意という記事をアップしました。結果的には完全なデットキャットバウンスにはなりませんが、本日は下落して更に先行き不安な状況になっています。
今回の利下げの意味について私見をお伝えするとともに、今後自分が考える展望を少しまとめました。本日のスーパーチューズデー次第でもあると考えています。
では米国株投資家もみあげの「【米国株】FRBが緊急0.5%利下げ示唆で株式市場は大混乱!今後の展望は?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
FRBの0.5%利下げ示唆
FRBパウエル議長が0.5%の利下げを示唆する発言をしました。これによって米国株式市場は大きく動揺して、一時は上昇するかに見えたのですが、逆に景気後退を大きく不安視することになったといえる動きをみせて最終的に3%近くの下落になりました。
Australia’s Central Bank cut interest rates and stated it will most likely further ease in order to make up for China’s Coronavirus situation and slowdown. They reduced to 0.5%, a record low. Other countries are doing the same thing, if not more so. Our Federal Reserve has us....
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2020年3月3日
この声明の前にはトランプ大統領はオーストラリアの利下げを受けて、FRBは更なる利下げをする必要があるとツイッターにてつぶやいていました。
これでは為替に関して不公平になる。我々はフェアになるべきだ!と。
この影響に関してはFRBは政治的な圧力に屈してないと声明をだしていますが、なんとも言えない状況になってしまいました。
利下げの意味-設備投資へのカンフル剤
企業が借金をして投資を継続しやすくなる。低金利においては企業が積極的に設備投資をしやすくなるという事があります。現在より0.5%も金利が低くなるので企業の負担は相当軽くなるはずです。
現在の金利状況においても設備投資は十分可能だったと思うのですが、コロナウィルスの経済への影響度を懸念してかはわからないですが、大きな舵取りをしてしまいました。
今回の利下げで一番ダメージが大きいのはもちろん金融系です。逆に社債など借金しての経営を行ってる企業にとっては追い風が吹くことになります。
利下げの意味-為替の調整
為替の調整の意味合いもあります。下記が為替の動きになりますが、ドルが高くなっている状況ではあります。これではトランプが重視してる他国への農作物を販売することは非常に厳しい。事実ドル安が一気に進み、一時107円を割りました。
利下げの効果がドル安を進めるためだとしたら効果絶大ですが、これが果たして本当に正解だったのか?
また金利差、為替差の為に米国債を他国が持つことができなくなってる状況でもあります。為替ヘッジができないからです。そういった意味でも利下げに踏み切ったと考えられます。
10年債は本日過去最低の0.999%に到達するという歴史的瞬間になりました。10年債が1%をきってしまうということは、今後インフレによる成長率は1%もみたないと経済を不安視するのを表現してしまっています。
利下げの意味-リスクが膨らんだ
通常であればFRBによる利下げは0.25%が常でした。しかし今回一気に0.5%です。コロナウィルスなどによる景気後退への予防的措置とも考えられますが、これでFRBは利下げしないわけにはいかなくなりました。
そしてFRBが今年度の利下げよる金利ターゲットに対してマーケットは1%-1.25%で織り込みだしています。これは逆にこのターゲットに達成しない場合は、株価は下落することを意味しています。
そして本当の意味で景気後退が明らかになった場合に関しては、FRBに残された手は1%ちょっとしかなくなってしまった事も意味します。利下げによる景気刺激策は大きくはもう使えないという事です。
まとめ
では「【米国株】FRBが0.5%利下げ示唆で株式市場大混乱!今後の展望は?」をまとめていきますね!
今後はどう考えればいいんだ?と質問があった際には下記内容で答えます。
トランプ再選の場合は景気は上昇すると考えています。もちろんまた調整は来ると思いますが、景気指標などを確認しても決定的に悪くなってはいない、寧ろ上向きの指標も多くありました。
景気が完全に上向いた時に利上げによって、調整して欲しいなというのが自分の希望です。ただ為替や関税の問題もあるので、そこに本当に踏み切れるか注目です。
最悪のケースはサンダースです。社会主義的な思想のサンダースだと、足元の景気よりはとにかく格差社会や医療費高騰・学費免除など大枠の景気対策よりは弱者救済の方向性が強いです。相対的に景気は弱まる可能性が高く、株価は更に下落する可能性があります。
よってスーパーチューズデーの結果からますます目が離せなくなりました。
では皆さんの米国株投資による長期投資でのお金持ちになる資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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