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【ダボス会議】トランプ再選可能性は?トランプ発言から読み解く

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トランプ米大統領は21日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の冒頭で演説し、米国経済の力強さや米中貿易の「第1段階」合意といった功績を自賛しました。米国株も史上最高値を更新し続けていますね。

 

トランプ大統領の再選可能性に関しては投資家は誰もが注目していると思います。

 

今回はそのトランプ大統領の発言からトランプ大統領が再選するためにどのような戦略をとっているのか少し読み解いてみようと思います。

 

もしこのまま再選するとしたらトランプ大統領の選挙対策チームはむちゃくちゃ優秀かつ戦略的だと感じました。

 

その理由は経済政策に矛盾を抱えながらも、発言によって支持層の支持率を高めて、経済を活性化させて不支持層をてなづけようとしているからです。

 

では米国株投資家もみあげの「【ダボス会議】トランプ再選可能性は?トランプ発言から読み解く」をお楽しみください!

 

ダボス会議でのトランプ発言

ダボス会議でのトランプ大統領発言を要約すると下記4点が挙げられます。 FRBの批判はいつものことなので、そこはおいといて。やはり経済面での成果と貿易交渉に関しての成果を強調したものとなっていますよね。

トランプ氏「米国は未曽有の好景気」 ダボス会議 - WSJ

 

失業率が半世紀ぶりの低水準に下がったことや対米投資の増加など、自身の大統領就任からの経済面での成果

 

・アフリカ系米国人、大学の学位を持たない人々、退役軍人の経済展望が明るくなったとし、「ブルーカラーブームだ」→米中間層ほど恩恵を受けている

 

・貿易面での功績を2点売り込んだ。カナダおよびメキシコとの新貿易協定の成立と、先週中国と署名した第1段階の貿易協定→英国との素晴らしい新ディール(取引)を巡る交渉にも期待

 

・米連邦準備制度理事会(FRB)への批判

 

更に注目したいのが米中間層・ブルーカラーが恩恵を受けていることを強調した部分なんです。

  

経済効果の矛盾点

 

トランプ大統領は確かに株価を史上最高の高値にまで上昇させて、米中貿易交渉によって景気を悪化させたともいえますが、好景気をそれによって長引かせているとも取れると思います。

 

この状況によって米国におけるどの階層が最も恩恵を受けているかをチェックしてみると先ほどの発言と大きな矛盾点が出てきます。

米大統領選、経済だけで有権者は動かず - WSJ


経済効果の矛盾点

 

経済の恩恵を最も受けている地域)

東西両沿岸の都市部→トランプ氏に最も憎悪を抱いてる地域、支持者が最も少ない地域

(GAFAなどのハイテク企業・金融などが好調なことからわかると思います。)

 

経済の恩恵を受けてない地域)

・地方の農村部や、労働者階級が多いラストベルト(さびついた工業地帯)など→トランプ氏の牙城・支持者が最も多い地域

(ISM製造景況指数からわかる通り、設備投資が落ち込んでるのでブルーカラーが最も苦しい状況な事からわかると思います。)

 

・全米農業連盟(ファーム・ビューロー)によると、2019年9月までの12カ月間の農家の破産件数は前年比24%増→過去最高の債務高4160億ドル

 

トランプ大統領のダボス会議の発言ではブルーカラーブームだと語っていたのに、実際はブルーカラーが最も経済の恩恵を受けていない事になりますよね。 むしろ状況が悪くなっています。

 

トランプ支持率

 

今までの話だと、トランプ大統領の支持率は上がるどころか下がりそうだとおもいませんか?ただ話はそうも簡単ではないみたいです。

 

経済効果に関しては一定数評価されていますけど、実は経済効果よりも大統領選挙の行方を担うのはトランプ大統領の強いアメリカを主張する姿勢やトランプ大統領の支持層を守っているという姿勢みたいなんです。

 

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RealClearPolitics - Election Other - President Trump Job Approval

 

 

上記データからわかるように支持率は44%だった。状況は2018年と比較するとかなり良くなってきてる気がしますね。

・労働者階級が多い郡では70%、農村部では80%と、驚異的な数字

・より裕福な大都市の郡や都市近郊。支持率はそれぞれ30%と35%

 

となっているので、今後のトランプ大統領の再選を決めるのは、経済状況はこのまま維持かもしくは上昇させて不支持層の支持を少しでも高める。そして不支持層はちゃんと見守ってる、守ってる発言をして絶対的な支持を固めるといった所じゃないでしょうか。

 

まとめ

では「【ダボス会議】トランプ再選可能性は?トランプ発言から読み解く」まとめさせていただきますね!

 

トランプ大統領は実は感情のままに発言をしてるように見えて、裏では超戦略的じゃないかと感じるダボス会議の発言でした。支持率もまともになってきましたし、再選の可能性が高まってる気がします。選挙対策チームが超優秀なのかご本人なのかはわからないですが。

 

経済政策で不支持層のGAFAなどのハイテクや金融に携わる中間富裕層を支持率を高め、FRBを常に悪者にして経済のダメージはFRBのせいにして矛先をそこにむかわせる。

 

トランプ政権の経済政策では不遇になってる中間層の貧困層ともいえる労働者・農業者層であるいわゆるブルーカラーには「俺はお前たちが豊かになる事を常に考えて守ってやる!」的な発言をして絶対的な支持を固める。

 

とんでもない大統領ですよね。初めてここまでアメリカの大統領を米国株投資を始める事になって見守ることになりましたが、これほどまでの緻密な戦略で政策を進めるとはびっくりしています。

 

トランプ大統領に関しては自分は否定的でしたが、今の彼の状況をみてるともしかしたら歴史に名を残す大統領になるかもしれないな・・と思ったりします。あくまで再選すればですが。笑

 

では皆さんの米国株長期投資による素晴らしい資産運用を祈って!

 

*投資判断はあくまで自己責任で

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