米国株を始める初心者の投資家がまずオススメされるのがETFになると思います。もちろん個別銘柄も魅力的なのですが、ETFは万人が利用しやすく安定したリターンが期待できるので是非とも活用したほうがいい米国株の第一候補になると思います。
その中でもS&P500インデックスETF・セクターETF・高配当ETFの3種類をピックアップしメリットとデメリットをもみあげが考える点でお伝えしたいと思います。
また米国株投資を始めるにあたって大事なポイントとして2点は忘れずに
・配当金は米国税10%+日本税20%=30%の税金が引かれる。米国税は確定申告で取り戻せる
・米国株は1株単位から投資可能なので、大きな資金が必要ない
ではもみあげ米国株投資家の「【米国株】ETFは初心者にオススメ!3種類のETFを簡単紹介!」をお楽しみください!
S&P500インデックスETF
最初の一歩はまずはETFから選択することになると思います。ただETFでもS&P500インデックス指数に連動するETFがまずはオススメだと思います。
S&P500インデックスETF
2択でいいかと思います。一つはS&P500にほぼ完全に連動する【VOO】とS&P500銘柄以外の小型株も組み込んでいるいわばアメリカ企業全体へ投資する【VTI】になります。
正直どちらを選んでも大きくは変わらないです。単価面でVTIが投資しやすいのかなという理由で選んでもいいかと思いますよ。
メリット
・指数と連動するので確実な投資成績が見込める。
米国含む全世界企業の詰め合わせである【VT】というETFに投資する手もあるけど、VTも米国の割合が60%近く組み込まれていること、また米国がこけるとほぼ全世界影響うけるので、ここではS&P500 インデックスETFのみ紹介。
・ポートフォリオという自分が投資する株式や債券の割合に関して、インデックスETFをメイン(比率多め)に据えておけば、投資リターンが安定しやすい。
・ETFは積み立て投資ができないので、毎月同じ日に投資をする人じゃない場合は、S&P500の指数の動きはなんとなく感覚を掴める。
デメリット
・もしマーケットの仕組みやセクターの動き、個別株の銘柄分析をしたいなど、経済や株式投資の仕組みを深く勉強したい場合は、ETFだけ投資をしていても自ら勉強しないと知識は増えない可能性あり。
・定期的に積み立てすることが楽だと感じる人はいいが、逆に刺激はないのでつまらなく感じる場合もあり。
・配当金はどちらも1.8%程度なので、配当金による不労所得で将来生活したいなどアーリーリタイアを考えてる投資家にとっては資産額が大きくならないと難しい。
セクターETF
セクターETFに次は着目してみてもいいかもしれません。セクターETFに投資するようになるとセクターという概念をまず勉強することになります。
セクターETF
セクターETFの種類は下記から選ぶことができます。
*ハイテクセクターETFだとVGT以外にも、【QQQ】があります。QQQにはGAFAやネットフリックスが含まれています。VGTの方が直近リターンが上ですが、GAFAがQQQに入ってるのは非常に魅力的ですね。
初心者に特にわかりやすいブログを作ってるチンギスハンさんがVGTとQQQに関して記事にしてらっしゃるので是非よんでみてください!
VGTとQQQはどちらも高成長だけど成り立ちが違います。どちらもOK、コメントへのお応え - チンギスハン米国株凡人投資家の永久投資
メリット
・例えばGAFAやMicrosoftをメインで組み込んでいるハイテクセクターに投資することにって、マーケットの状況が良ければS&P500インデックスETFより高いリターンが期待できる。
・逆に守りを固めたい状況であるならば生活必需品ETFや公益ETFなどの守りが強いETFに投資をすることによって、株価下落時の下落幅を少なくするリスクヘッジができる。
・セクターの動きが見えるようになるために、マーケットの状況も判断しやすくなる。またセクター内の組み入れ銘柄も気になるようになり、個別銘柄分析につながる。
デメリット
・セクターにはある程度トレンドがある為に、トレンドを掴んでないとマーケットの状況にリターンがおいていかれてしまう。長期的にみると結果的にS&P500インデックスETFに投資していたほうがリターンが大きくなる可能性が高い。
・セクターETFごとに配当率は異なっているが、基本的に配当率として配当金戦略で有効と思える3%の基準を超えてるのがエネルギーしかない。エネルギーだけだと景気循環が激しいので安定感で不安が残る。
もみあげのセクター評価
あくまで自分のセクター評価ですが、下記リスト内容のように評価しています。参考になるかもしれないので、添付しておきますね。組入れは自分のPFに組み入れてるかどうかになります。
*MVPはMaster,Visa,Paypalになります。Fintech、決済サービス分野です。
高配当ETF
投資を始めると配当金も非常に気になってくると思います。高配当ETFは個別株にある減配による無配や倒産リスクは基本ありません。減配した銘柄はETFにおいて組み換えが発生するので、安定した配当を得られるという特徴があります。
高配当ETF
高配当ETFを5種類紹介します。それぞれ特徴がありますが、選んで間違いがないと思われる高配当ETFになりますので、PFの一部に組み込んでみるのは検討の価値があると思います。
メリット
・配当率が3%以上あるので、米国税10%+日本税20%を引かれた場合でも、約2%の配当を得ることができる。*米国税は確定申告で取り戻し可能
・配当が年4回なので、不労所得として現金所得として期待できる。但し配当金は再投資した方が資産増加をブーストさせるのは注意
・個別銘柄の高配当と違って、減配による無配転落がない、減配による株価大幅下落も基本的には影響がほとんどない。組入れ銘柄や率を変更していくことによって配当率は基本的にキープされる。
デメリット
・配当金と株価上昇のトータルリターンではS&P500インデックスETFに劣後する可能性が高い。(歴史的に)
・高配当銘柄の組み入れが多い為、株価上昇率は抑えめ
・不動産,金融,エネルギーなどの組み入れ率が高いETFだと景気動向が直結するために、思った以上に株価の影響度が大きい場合がある。(含み損の可能性もある)
まとめ
では「【米国株】ETFは初心者にオススメ!3種類のETFを簡単紹介!」まとめさせていただきますね!
米国株投資を始める時に、何から投資したらいいか本当に迷うと思います。S&P500インデックスETFである【VOO】や【VTI】をオススメされることが多いと思うのですが、どうしてそれがいいのか?メリットとデメリットはないのか知りたくなると思いました。
今回はセクターETFや高配当ETFも紹介するようにしています。せっかく投資を始めるので色々な視点から投資を楽しみたいですよね。個別銘柄もやりたくなる人もいると思うので、投資銘柄によってどんなことを学べるかも理解すると投資はどんどん楽しくなると思います!
では皆さんの米国株長期投資による素晴らしい資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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