インデックスファンドの資産運用額が初めてアクティブファンドの資産運用額を上回ったそうです。ウォール街の新たな王者にという見出しで記事が紹介していますね。
インデックスファンドの資産額は8月末時点で4兆2700億ドル(約461兆円)と、月次報告ベースで初めてアクティブファンド(4兆2500億ドル)を上回ったそうです。金融市場の最も劇的な変化の一つだと記載されています。
アクティブファンドは投資信託として個別銘柄や債券などに投資を行って、資産運用を目指すいわゆる個別株投資家みたいなファンドといっていいと思います。
これはインデックスファンドが王者になったから、アクティブファンドが廃れていく?言ってみれば個別株投資家にとっては悲報になるのでしょうか?
もみあげとしてはそんなことは無いと思います。というかインデックスファンドの仕組みを考えたらアクティブファンドと歩みを共にする共存共栄の存在のはずなんです。その辺りも個人的な見解を含めて、お話したいと思います。
ではもみあげ米国株投資家の「インデックスファンドがウォール街の新たな王者に!インデックスとアクティブの違いとは?」
*投資判断はあくまで自己責任で
インデックスとアクティブの違い
インデックス
インデックスとは米国市場を前提にするとS&P500などの基準値を指します。日本市場なら日経平均ですね。
インデックスファンドはそのS&P500などの価値基準をベンチマークとしてS&P500と同じ運用成績を上げることを目指す投資信託のことを言います。パッシブファンドとも言われます。
インデックス投資だとETFなども含まれます。S&P500に連動する代表的なETFだとVOO、米国市場全体に連動するのはVTIなどがありますね。VOOとVTIの比較はほぼ運用成績は変わらないのでここでは割愛します。(米国市場全体を基準値にするかは微妙なのでそこはご容赦を)
ETFはExchanged Traded Fundで「証券取引所で取引される投資信託」という意味になります。そのVOOなどのETFに投資することは=インデックス投資になりますね。
インデックスファンドの体表的な会社が先ほどご紹介したVTIやVOOを運用するバンガード・グループ、ブラックロック、ステート・ストリートなどになります。
アクティブ
目安となる指数(ベンチマーク)、先ほどのS&P500を上回る成績を目指す運用スタイルのことです。アクティブ投資とも言えますね。
インデックス投資家に対しての個別投資家、個別投資家はアクティブ投資家ともいえると思えます。
アクティブファンドの代表的な例としてはソフトバンクグループのビジョンファンド、もの言う株主で有名なエリオットマネジメント、ウォーレンバフェット率いるバークシャーハサウェイなどが挙げられると思います。
共存共栄
インデックスファンドの仕組みが分かったところで、お気付きだと思うのですが、インデックスファンドはベンチマーク指数と同様の成績を目指してるファンドだと説明しました。
また高配当ETFは指数基準を取り入れてる、ダウはアクティブでもインデックスでも捉えられるとあったりなど、基準がややこしい部分があります。
ベンチマークを支えてるのは米国なら米国企業ですよね。米国企業単体に投資するのがアクティブ投資、個別株投資とも言えます。要するにベンチマークが上昇するには米国企業単体が業績や経営が上昇していくことが前提条件なんです。
もちろん企業や事業セクター(ヘルスケア・生活必需品・ハイテクなどのセクター)毎に、景気や経済環境で好不調は発生します。その好不調の波を可能な限り平坦にしてバランスをとれるのがインデックスファンドの強さともいえると思います。
アクティブファンド=個別投資家はその好不調を可能な限り予測しながら、企業単体の成績や経営を判断して、全体としての数値よりその企業単体の可能性に投資していくともいえますよね。
要するに今となっては、両者とも共存共栄しなければいけない関係になってると思っています。インデックスファンドだけに資産運用が集約してしまうと、例えば10年前のアマゾンなどが今の状況まで成長できたでしょうか?
米国市場を賑やかしてるSaas銘柄やIPOで上場してる魅力的な銘柄達だって、アクティブファンドが投資を集中して成長できている面も多々あるはずです。
だからこそこれからも共存共栄の関係で、米国市場や強いては企業の為に必要な協力関係にある状況が望ましいと思います。
まとめ
インデックスファンドがウォール街の新たな王者に!という事で、インデックスファンとアクティブファンドの違いを記事にしてみました。
そして自分のインデックスとアクティブに期待する思いは共存共栄です。これは米国株投資家にも同じことが言えると思います。
確かに投資家として資産を増やしたいのは誰でも同じです。インデックス投資家は例えば米国市場全体への期待値を込めて市場全体に投資する意味が大きいんだと思います。だけども米国企業単体へも投資をしていることになります。
アクティブ投資家は米国市場全体ではなく米国企業単体に投資している様にみえます。けれどもそれはインデックスを上昇させてる力にもなっているわけです。米国市場全体にも貢献していることになりますよね。
どうしても運用成績が関係してくるので、インデックスファンド vs アクティブファンド、そしてインデックス投資家 vs 個別株投資家の構図になりがちですが、最終的には市場の価値や魅力、企業の経営・業績・魅力に投資しているという意味では同じことだという事を忘れずに投資を続けていきたいと思いました。
では皆さんの米国株投資による素晴らしい資産運用を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
Keep your finger's crossed!
↓応援ポチっとありがとうございます!↓
にほんブログ村 |
米国株ランキング |
↓面白かったら是非ともシェア願います↓
<関連記事>
米国株投資家のもみあげの投資手法はいいとこどりを目指しています。インデックスでも個別でも有用だと思ったらなんでも取り入れちゃいます。
投資歴1年ですが、資産は着実に増えてきています。もっと米国株投資で資産を増やしたいですけどね。笑