【NSRGY】ネスレ銘柄分析です。ネスレは世界1位の総合食品企業で創業153年の歴史がある化け物企業です。また連続増配25年、生活必需品で最も安定してる銘柄といえるかもしれません。生活必需品で最強とは言い過ぎではないと思います。その理由もしっかり説明致します。
またネスレは本社がスイスにあるため、米国株投資家としても米国だけでなく世界の先進国に分散投資する意味でも【NSRGY】ネスレへの投資は非常に価値がある銘柄になるかもしれません。
ではもみあげ米国株投資家の【NSRGY】ネスレ銘柄分析「生活必需品で最強?世界1位総合食品企業」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
【NSRGY】ネスレ銘柄判断
ネスレ銘柄判断
ネスレの銘柄判断ですが、生活必需品で投資検討するならどの銘柄と聞かれたら、100%ネスレがいいと答えられます。それほどの強さをもつ企業だと考えています。購入できるならストロングバイです。
生活必需品の他銘柄とS&P500とのリターン比較
(青ネスレ、赤ペプシコ、黄コカ・コーラ、緑S&P500)
10年リターンはS&P500に多少劣後します。ただし他の生活必需品を圧倒。更に生活必需品でS&P500とほぼ変わらないのは逆に驚異です。
20年リターンだとネスレが圧倒的です。他の追随を寄せ付けてないですね。
メリットとデメリットサマリー
メリット)
・長期リターンを期待できる
・圧倒的な財務力。売上が9兆円以上という化け物企業
・分散投資の意味合いが大きい、米国だけは心配なら非常に意味がある
・他の生活必需品銘柄と比較しても圧倒的に強い
・買収・業務提携が好調な業績を後押ししてる
デメリット)
・ADR銘柄だけど、現地課税が35%
・配当が年1回の4月のみ、配当金戦略には不向き
・日本の証券会社だと購入できない?
・スイスの情報がつかみづらい
【NSRGY】ネスレの財務・チャート分析
まずは10年間の財務とチャート分析を行っていきたいと思います。
【NSRGY】ネスレ
予想PER : 24.54
配当率 : 2.2%
連続増配 : 25年
創業1866年・スイス ブベー
153年もの歴史を持つ超巨大総合食品NO1企業です。年間売上9兆円を超えてるという想像もつかないほどの売り上げを誇っています。
財務分析
全てスイスフラン MILLIONです。
売上・営業利益・利益率)
売上は横ばいですが、営業利益率が伸びているのは好感できますね。選択と集中がしっかりできていると考えられます。
キャッシュフロー)
キャッシュフローは非常に安定しています。営業CFもフリーCFも潤沢にあるのがわかります。
EPS・配当・配当性向)
配当に関しては増配してきてるのがわかります。また米国企業は自社株買いが多いですが、欧州企業は配当重視なのも違いになります。配当性向は70%程度なので、まだ余力は十分ありそうですね。
チャート分析(2008年-)
11年間のチャートを見てると2008年のリーマンショックから順調に回復しています。2013年から2019年までは大きくは伸びていませんが、2019年の前半のトレンドもあり、2019年で大きく伸ばしました。現在は落ち着いて来るタイミングかもしれません。
*StockCharts
S&P500対比チャート(1年間)
S&P500対比でも他の生活必需品と比較しても圧倒的にアウトパフォームしています。但しそれもあって買いずらかったのですが、少し落ち着いてきてるので投資検討できるタイミングかもしれません。(オレンジがS&P500)
*Bloomberg
財務・チャート分析まとめ
ほれぼれする財務とチャートだったのではないでしょうか?売り上げが急成長してるわけでもない、但しずっと安定してる売上、チャートもそれに反応して緩やかに上昇し続けている。
直近は生活必需品が人気が集めるトレンドだったのでしばらく株価上昇はストップするかもしれないですが、長期投資家にとってはこれほど魅力的な銘柄は無いと思えます。
S&P500には瞬間的な上昇力は劣後するかもしれませんが、長期で考えれば考えるほどその安定性によるS&P500への優勢度合いがありがたく感じるかもしれないですね。
生活必需品セクター比較
皆さんが気になるのは、ネスレ・ペプシコ・コカ・コーラを比較すると財務はどうなの?という部分だと思います。スイスフランをすべて9月14日時点のドルに換算して財務を比較してみますね。
売上)単位はMillon usd
売上は圧倒的にネスレが1位です。ちょっと引くくらい売上凄いですね。9兆円以上の売上というと想像もつかない世界です。
営業利益率)単位はMillon usd
営業利益率はコカ・コーラが圧勝でした。ボトリング事業の再編化によるフランチャイズ方式の推進が利益率の改善に効いてる証拠ですね。
営業キャッシュフロー)
営業CFはお金を稼ぐ力。こちらも圧倒的な1位がネスレです。
フリーキャッシュフロー)
フリーCFはお金の余力ともいえます。こちらも圧倒的にネスレが1位。
EPS)
1株当たりの利益ですね。こちらはペプシコが健闘して1位です。
売上・営業利益率・営業CF・フリーCF・EPSの5項目で3社を比較してみましたが、ネスレが3項目で1位、2項目で2位。比較すればするほどネスレの圧倒的な財務力がわかると思います。
直近の決算
直近のネスレの決算レポートから各地域の特徴を把握しておきたいと思います。
2019 Half-year results | Nestlé Global
全体)
為替を除いて全ての分野において2018年を数字的に上回ってるのがわかります。売上の成長力が3.6%は予想の3.4%を上回っていました。特に北米とブラジル、中国を除いたアジア地域の成長力が強かったみたいです。
AMS北米)
北米は特に順調な成長力ですね3.9%の成長力は非常に心強いです。スターバックスブランドの7000億の販売権が大きく効果を発揮してると考えられます。
EMENA欧州・中東・北アフリカ)
欧州の景気が心配されていますが、中東とアフリカを含めてこちらも2.4%の成長力ですね。堅調だと考えられます。
AOAアジア・南アフリカ)
こちらは中国の成長力に陰りがみえたみたいですが、日本を含めた東南アジア地域などで売り上げを伸ばすことができたみたいです。
Nestle waters)
清涼飲料水部門ですね。ペリエなどが含まれています。こちらは1.4%の売上増加にとどまっています。少し苦戦していますね。利益率も全セクションの中で一番低いです。やはりボトリング関係のコスト圧迫が問題です。これはコカ・コーラも苦しめられていたので、今後対策を打ってくると思います。
Other Business)
ネスレの面白さなのですが、この分野にネスプレッソとネスレ健康科学部門、それとネスレスキンヘルス部門が属しています。特にネスレスキンヘルス部門の成長力が凄まじく、2倍の成長を遂げたみたいですよ。売上成長が7.4%なので非常に成長力がある部門ですね。
ESGに強み
元々欧州企業は米国企業よりも環境という分野においてははるかに進んでいます。スイスやオランダ、そしてドイツなどを見ればわかるのですが、太陽光・水力発電などの分野も比較にならない位進んでいます。
たとえばこの記事をみればわかるのですが、ネスレは温暖化ガス排出を2050年までに実質ゼロにする取り組みを進めています。ネスレのプラスチック使用料は170万トン、コカ・コーラは300万トンでもわかりますね。ユニリーバはイギリスの一般消費財の企業ですが、こちらは60万トン。
いかにヨーロッパがESG観点からすると優れているかわかると思います。長期的観点から考えるとESGを強化する企業が永続性が高いと考えられますね。
*「ESG」とは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の三つの言葉の頭文字をとったものです。 この三つの要素に着目して企業を分析し、優れた経営をしている企業に投資する「ESG投資」が、近年、株式市場で注目を集めています。
買収・業務提携戦略
ロレアルの株式保有
こちらの記事でも保有株式での戦略でもめていますが、実際先ほどの決算においてスキンケア部門が2倍の成長力を発揮しているために、ネスレとしては悩ましいところです。
【EL】Estee Lauder Companiesなどがスキンケアで大きく成長しているので、ロレアルの可能性も非常に高い。このまま保有の戦略を継続してほしいものです。
スターバックスと業務提携
先ほどの決算でもお伝えしましたが、北米での売り上げは非常に需要です。北米のコーヒーシェアは5位のネスレです。販売権を7900億円で取得してシェア率アップを狙っています。スターバックスの売上が好調ならネスレも上昇できそうですね。
【NSRGY】ネスレ銘柄分析まとめ
銘柄判断
【NSRGY】ネスレの銘柄分析まとめになります。再度お伝えしますが、もし投資できる方法が見つかったとしたら、生活必需品セクターでの投資を検討してるならネスレは間違いなく最優先に候補に入れていいと思います。
ではメリットとデメリットを再度まとめてみますね。
メリット
・長期リターンを期待できる
S&P500を10年以上のリターンで考えるなら圧倒している。10年単位でもほぼS&P500と同じリターンが期待できる。
・圧倒的な財務力。売上が9兆円以上という化け物企業
利益率は17%、キャッシュフローも余力あり、売り上げも9兆円以上にもかかわらず、まだ売り上げは直近2-3年でまたのばしてきてる。
・分散投資の意味合いが大きい、米国だけは心配なら非常に意味がある
スイスが本社で決算はスイスフランです。米国だけが心配なら分散投資として非常に価値があります。またスイスは金融的にも優れていて、財政リスクに巻き込まれる可能性が低い。
・他の生活必需品銘柄と比較しても財務が圧倒的に強い
売上・営業利益率・営業CF・フリーCF・EPSの5項目でネスレ・ペプシコ・コカコーラで比較した場合は、ネスレが3項目で1位、2項目で2位。比較すればするほどネスレの圧倒的な財務力がわかる。
・買収・業務提携が好調な業績を後押ししてる
ネスレスキンケア部門が絶好調、2018年の2倍の成長力。更に北米市場のシェア率を伸ばすためにスターバックスブランドを7900億円で使用可能に、それによって北米の売上が成長している。
デメリット
・ADR銘柄だけど、現地課税が35%
米国でも20%の課税なので、配当に対して現地課税が35%なのはマイナスポイント
・配当が年1回の4月のみ、配当金戦略には不向き
配当が年1回の4月にしかでないので、配当金戦略にはちょっと不向き
・日本の証券会社だと購入困難。ETFなら組み入れETFあり
日本では購入できないと思ってたら、マネックスの証券のリアルタイムの方を開けば購入できる可能性があるという事です。
ETFで組み入れてるETFは下記になります。% of Fundが組み入れ率です。S&P500には劣後していますが、スイスも【NVS】ノバルティスなど優良銘柄も組み入れられてるので世界分散の意味ではETFもありかもしれません。
【1391】UBS スイス株でも購入みたいですよ。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1391-j.pdf
・現地スイスの情報を入手しずらい
米国の情報も英語で入手するのは大変です。スイスだと更に難しくなります。決算でチェックするか大型の買収や提携がないと情報がつかみづらいのはデメリットですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は生活必需品で最強と思える【NSRGY】ネスレ銘柄分析を行いました。世界1位の総合食品企業の強さが良く分かったと思います。
150年以上の歴史を誇り、スイス本社である事、更に最近はヘルスケアやスキンケア事業も成長性が高く、それでいて生活必需品セクターに属しているために暴落にも強い。長期リターンで考えるとS&P500を上回っているなど、いい事尽くしです。
但し、日本では直接的に購入できない点を除いては・・・ということで、これを読んだ投資家の皆さんは是非とも日本の証券会社に要望書を出してください!ネスレを購入できないのは本当に投資家にとって損失でしかありえません。
皆さんの声がきっと大きな力になるはずです!皆さんの声が証券会社を動かすはずです。(なんか政治家の演説みたいになっちゃったな。笑)
ネスレのブランドマップを最後に、生活必需品でありながらコングロマリットで9兆円も売り上げてるなんてこれ単体で正に超安定のETFですね。
*投資判断はあくまで自己責任で
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記事内でご紹介したコカ・コーラの銘柄分析です。こちらはボトリング事業の整理によるフランチャイズ化を進めて高利益率の企業に変化してきていますね。
こちらも記事内でご紹介したスターバックスの銘柄分析です。直営店と集中出店戦略で成長していますが、売上成長が止まった時が少し怖いですね。