”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-

米国株長期投資実録(個別株&ETF)。40代・米国駐在員。2018年9月資産1400万→10年後5,000万→20年後1億の目標へ!投資&金融リテラシー&米国生活など飾らない言葉で。お金で幸せになりましょう!

月間ブログ人気ランキング もみあげ″イチオシ”記事も紹介!
【米国業界分析】米国カード業界分析 クレジットカード大国アメリカ実情
遺産相続株式5000万円の税金は? 500万円の損失 投資を始めたきっかけ第12話
ブログアクセス倍増 グーグル砲をゲットする為の9つの重要ポイント!

【SBUX】スターバックス銘柄分析 コーヒーと空間提供で高成長!

f:id:stepping:20190901090444j:plain

【SBUX】スターバックス銘柄分析です。日本人にとっては非常に身近な企業であるスターバックス。この銘柄は実は10年近く高い成長率を維持し続けていて、それもあって株価は高騰しています。

 

銘柄分析においてはその高い成長率の理由、そしてその成長率を実現可能にしてるキーワードの分析、そして今後のリスクなどを説明していきます。スターバックスはディフェンシブ銘柄というよりは成長株だという区分けだと思っています。

 

ではもみあげ米国株投資家の【SBUX】スターバックス銘柄分析をお楽しみください!

 

*投資判断はあくまで自己責任で

【SBUX】スターバックス銘柄判断

【SBUX】スターバックス銘柄判断

成長性だけを考えたら、一部ハイテク企業より成長力があります。10年以上の間に毎年10%近くの成長を継続してるのは驚異の成長性です。

 

その成長性が高いゆえにPER34.59です。同じ一般消費財のマクドナルド【MCD】はPER28です。スターバックスのPEGレーシオは2.2、マクドナルドは4.1(PER/1株辺りの利益成長率、1がFair value)です。この辺りをどう判断するか。

 

銘柄分析した内容からするとマクドナルドより成長面で考えればストロングバイです。寡占性も今回のキーワードになる「第三の場所」を提供し続ければ高いとも言えます。マクドナルドの銘柄分析はこちら

www.momiage.work

 

但しどこかで成長路線じゃなくて安定路線に変化する時、その「第三の場所」の定義が難しい為に投資家として判断に迷う可能性が高いです。株価が大きく下がる可能性があるからですね。

 


5つのキーワード

今回のスターバックス銘柄分析は下記5つがキーワードになります。

・右肩上がりの売上高

・マーケティング戦略

・「第三の場所」

・パートナー

・ファンの囲い込み

 

【SBUX】スターバックスの財務・チャート分析

まずは10年間の財務とチャート分析を行っていきたいと思います。

スターバックス【PEP】

予想PER : 34.59

配当率    : 1.47%

連続増配 : 7年

創業1971年・アメリカ合衆国ワシントン州シアトル

2018年現在においておよそ90以上の国と地域で営業展開し、店舗数は約28000店舗。


財務分析

売上・営業利益・利益率)

右肩上がりが続いています。営業利益率はマクドナルドが40%と比較すると少ないですが、毎年10%近くの売上を伸ばしている成長株といえると思います。

f:id:stepping:20190831015402p:plain

キャッシュフロー)

2014年にキャッシュフローが落ち込んでいます。これはクラフトハインツへの賠償金でキャッシュを動かせ無くなったからです。2018年はネスレとのライセンス契約によって70億ドルの臨時ロイヤリティを受け取ったからです。

f:id:stepping:20190831015427p:plain

 

EPS・配当・配当性向)

2013年はクラフトハインツへの契約破棄に伴う賠償金によって利益がでなくなってしまっています。この状況においても減配をしなかったのは株主重視の米国企業らしい姿勢が見て取れると思います。それ以降は順調に右肩上がりでEPSが上昇しています。

f:id:stepping:20190831015452p:plain

 

jp.wsj.com


チャート分析(2008年から

リーマンショック後に右肩上りが2016年まで続いていますね。2017年は売上成長が5%だったので株価が停滞しています。2018年に再度成長率が10%を超えたのに伴って直近は大きく上昇しています。

f:id:stepping:20190901003056p:plain

 *StockCharts

 

S&P500対比チャート(1年間)

S&P500対比でS&Pが0.7%の上昇に対してなんと83%も上昇しているのが分かります。これは大型企業にも関わらず継続した高成長が評価されてるからだと思います。

f:id:stepping:20190831082843p:plain
*Bloomberg

 

一般消費財対比(1年間)

マクドナルド【MCD】、ウォールマート【WMT】、ホームデポ【HD】と比較してみます。圧倒的にスターバックスの株価が上昇しているのが分かりますね。

f:id:stepping:20190831083200p:plain

 *Bloomberg

 


財務・チャート分析まとめ 

財務は売上高がこの10年間右肩上がりなのが特筆すべき点。キャッシュフローは賠償金やロイヤリティで動きが大きいですね。EPSは一時的に減少しても株主を重視する姿勢は高そうですね。

 

チャートは売上高次第で変動すると見えます。よってディフェンシブというよりは一般消費財の成長株という認識がよさそうです。

右肩上がりの売上

 1つ目の注目するべき点は財務とチャート分析からもわかったように右肩上がりの売上成長率ですね。ここではその売上がどうやって達成されてるかを見ていきましょう!

 


右肩上がりの売上成長

2009年をベースにすると2017年以外はほぼ10%の売上成長率という事が分かります。

f:id:stepping:20190901010243p:plain

 

直近の決算記事ですが。米中での売上が好調という事になっています。売上高の81%を米国と中国が占めている状況です。集中出店戦略を採用しているので、特に売上上昇が見込める地域の店舗数も増加しています。そしてそれが売上に繋がっているのが好循環をもたらしています。

www.bloomberg.co.jp

 


売上高構成比率

 

2018年の売上高構成比率は80%の約200億ドルが直営店、10.5%の27億ドルがラインセンス店(フランチャイズ)、9.5%の24億ドルがOhterの売上構成比率になっています。

 

直営店の売上構成比率が非常に高く、またOtherでは特筆するべき点があるので、それは後ほどのファンの囲い込みにおいて詳しく説明いたします。

f:id:stepping:20190901073302p:plain

 


直営店の増加

店舗数に関しては2015年25000店舗から2018年には28000店舗近くまで増加しています。そして店舗内の直営店とフランチャイズの比率に関しても、直営店が増加しています。それは特に中国で増加しています。

 

2018年は直営店が全体の49%、FCが51%、2017年と比較して2000店舗ほど直営店化しています(内中国は1540店舗)。またこのデータでは表示されていませんが、日本は1200店舗全て直営店、韓国は1100店舗全てフランチャイズです。

f:id:stepping:20190901080821p:plain

 

スターバックスが売上上昇を見込める地域を直営店化してるという事がよくわかるデータになっています。その直営店が現在のスターバックスの右肩上がりの売上高成長を支えていると言えますね。

 

マーケティング

 マーケティング戦略

スターバックスの特徴として非常にマーケティングが上手だというのが特徴に上がると思います。中国での店舗展開に関しては、「中国の消費者はおしゃれなカフェで過ごしている姿を他人に見せたがる」を上手く利用していますね。

 

また中国人の過ごし方が変化してきている為、上海のスターバックス ・リザーブ・ロースタリーはそのカフェの高級志向を取り組んだマーケティングになりますね。

https://blog.apparel-web.com/theme/consultant/author/uchida/828f2208-8c34-4041-bc28-e6263e337183

 

日本でのスターバックスの出店1号店は銀座という事はご存知でしょうか?それほど最初から高級志向の日本人を対象にしていたという事ですね。また銀座という場所の付加価値をスターバックスに付ける必要もあったんだと思います。

 

日本人はアミューズメント好きで特別な空間に弱い。というコンセプトから最近中目黒で世界で4店しかないフラッグショップが開店しましたね。(1番目シアトル、2番目パリ、3番目上海)

www.starbucks.co.jp

 

参考にパリのスターバックスもこちらの記事が紹介されています。本当に宮殿みたいなスターバックスになっていますね。

tripnote.jp

 


マーケティング戦略まとめ

スターバックスは集中出店戦略を取っています。それはなぜか、これだけの高付加価値の空間を提供するためには、エリア単位での統一コンセプトが必要となり、それを実現するために1つのエリアに集中的に出店する必要があるからだと思います。

 

集中出店戦略には莫大なコストがかかります。よって成功確率を挙げる為にマーケティングに非常に長い時間を要します。散発的に多くの地域に出店するよりは、あるエリア特定での集中出店戦略がマッチングしていると考えられます。

 

第三の場所

今回のスターバックスを分析する上で最重要なのが「第三の場所」という空間提供ビジネスでもあるという事です。コーヒーショップでありながら消費者に空間を販売してるとも言えます。

 

外食産業で必ずといっていいほど重視されるのはお客様の回転率と低コスト化です。回転率で売り上げを上昇させて、低コスト化で利益率を上げるというのが王道だと思います。

 

実はスターバックスは全く真逆の戦略を取っています。それが今回の最重要キーワードになる「第三の場所」戦略です。こちらはTwitter上で交流しているシモンさんに分析してもらいました。

[http:// :title]

www.evernote.com

 

「第三の場所」を作り出すために、

①その場所を提供するためにお客様の回転率を低く抑える

②高付加価値な場所の提供のためにコストを惜しまない

③直営店によって品質に全てが行き届いた状況にする

④集中出店戦略によって広告としても機能する店舗数を増加させる

 

この一見すると相反する経営戦略がいまのスターバックスをただのコーヒーショップではなく「第三の場所」提供型の空間提供ビジネスを成功させています。

 

さらにこの戦略は寡占性が高いとも言えます。なぜならば他の企業が同じことを真似するのが非常に難しいからです。

 パートナー

スターバックスは買収戦略よりもパートナー提携戦略を重視しています。恐らく直営店を増加させている中で、買収して自らのコントロール化におき管理するよりもパートナー企業と良好な関係を築いて、店舗にとって更なるメリットを出すことに集中しているからだと思います。

 

先ほどの「第三の場所」を提供するためにパートナー企業を有効に活用しているともいえますね。

 


パートナー企業

財務分析で紹介した世界1位の食品企業であるネスレとの業務提携によって、スターバックスは販売によるロイヤリティを得ることが可能になります。

 

直近では中国でのデリバリーニーズに対応するためにアリババと提携しています。ラッキンコーヒーが低価格・デリバリーサービスで中国において猛烈な追い上げを行ってきている為の対策ですね。

www.facebook.com

jp.wsj.com

 

米国においてはデリバリーニーズに対応するためにウーバーイーツと提携しています。またアジア対応を考えてLINEと提携、空間での音楽の提供のためにSportifyと提携するなど様々なパートナーシップを結んでいますね。

 

またスターバックスでは店員さんのことをパートナーと呼ぶそうですよ。

www.businessinsider.jp

ファンの囲い込み

スターバックスはスターバックス大好きなファンを増やし、そして囲い込む為に様々な囲い込み戦略を取っています。芸能人のファンクラブみたいなものですね。

 

スターバックスカードを皆さんは利用したことがあるでしょうか?もみあげは所有しています。そしてこのカードによってスターバックスの利用回数は間違いなく増えてると思います。なんとその売上は年間1600億円にもなるそうです。

 

この1600億円が先ほどの売上高のOtherの2400億円の内の70%なんです!そしてその1600億円の内10%にあたる160億円が使用されず期限切れを迎えているデータが決算書から判明しています。

jpkoning.blogspot.com

 

また先ほどのLINEとの提携からも分かるように、このようなアプリでの取り込みは更に加速していくと考えられます。下記の記事の様にテック企業と提携して、モバイル決済も進めていますね。

www.msn.com

 

こちらは2019年7月にオープンした「Starbuck Now」の記事です。中国でのモバイルオーダーによって顧客を更に取り組む戦略と考えられます。

www.showcase-gig.com

スターバックス銘柄分析まとめ

スターバックス銘柄分析のまとめです。5つのキーワードのおさらいをしながら、リスクも明確にしておきたいと思います。

 


5つのキーワード

・右肩上がりの売上高

右肩上がりの売上高成長率は非常に重要。そして直営店比率の増加がそれを支えてる。10%以上の売上成長が現在の株価評価につながる。米中で81%の売上を占める。

 

・マーケティング戦略

集中出店戦略のベースを担うマーケティング。米中では成功している。今後の売上成長を期待する場合、それ以外の国におけるマーケティングを成功させれるかが注目。

 

・「第三の場所」

空間提供型のビジネス。コーヒーと「第三の場所」によって、高い付加価値とまた他社が真似しずらい寡占性を実現している。店舗は広告としての価値も持っているのが特徴。CMをほとんど行っていない。

 

・パートナー

買収戦略ではなく業務提携によってマーケティングや「第三の場所」提供に集中している。パートナーとの良好な関係によって売上高成長を加速させている。

 

・ファンの囲い込み

独自のスターバックスカードやアプリ連携、デジタル化対応によって既存の固定客を囲い込みし続けている。その他売り上げの2400億円の内1600億円がスターバックスカードによるもの。

 


リスク

米国と中国の売上に依存してる部分ですね。どちらかの市場成長率が落ち込むと大きく売上成長に陰りがでることになります。また中国はコーヒーブームで、国民性としてコーヒーが定着してるとは言えないです。(米国が年間100杯と比較して中国は5-6杯)今後それがどうなるか。

 

また「第三の場所」を提供し続けれるかもリスクです。直営店はコストが高く・高品質を求められます。他社は真似しずらいですが、逆に言うと実現難易度がスターバックスでも高いとも言えます。このコンセプトが崩れると売上高成長が維持できない。フランチャイズ比率が増えたら危険サインかもしれません。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?スターバックスの銘柄分析を行いました。スターバックスの特徴を再度まとめると下記のようになると思います。

 

・コーヒーショップ+「第三の場所」を提供

・高い売上高成長率を維持、そして株価も大きく上昇

・マーケティング・パートナーシップ・ファン囲い込みがそれを強化

 

 

もみあげはスターバックスはホルダーではないです。米国株投資家として購入を悩んでいます。それは今回のリスクも関係してますね。

 

ただしスターバックスのお店自体は非常に大好きです。アメリカのスターバックスで大人気のナイトロコールドブリューの写真です。(アメリカのアイスコーヒーは非常にまずいですが、コールドブリューは水出し珈琲で非常に美味しいです!)

f:id:stepping:20190901084543j:plain

 

「スタバでお茶しよ」って日本人にとって当たり前の言葉になっていますよね。それはこの写真でもわかるように圧倒的な空気感を提供し続けれてるからだと思います。スタバのファンの自分にとっても、今後もどんどん成長して欲しい企業です!

f:id:stepping:20190901085053p:plain

https://investor.starbucks.com/ir-home/default.aspx

 

スターバックスの店員さんが5割増しで金髪美女に初恋をしてしまった話をよかったら読んでください。スターバックスの店員さんって魅力的ですよねー。

www.momiage.work

 

*投資判断はあくまで自己責任で

Keep your finger's crossed!

 

↓応援ポチっとありがとうございます!↓

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

米国株ランキング

 

↓面白かったら是非ともシェア願います↓

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

<関連記事>

成長+ディフェンシブと言えばコカ・コーラも上げられます。そしてマクドナルドと同じように2017年から変革を起こして成長路線に変わった企業です。必見です!

www.momiage.work

 

ヘルスケア全体をビジュアル的に理解しやすくセクター分析を行った記事になります。ヘルスケアは政策リスクもありますが、こちらも下落に強いです。

www.momiage.work

 

債券としての運用も可能。更に超優良銘柄がそろってるアメリカ水道会社の銘柄分析です。現在高値ですが、下がった時に狙ってもいいかなと検討中です。

www.momiage.work